ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『チーズ・イン・ザ・トラップ』

 안녕하세요

 アンニョンハセヨ~ (こんにちは)

 主演のパク・ヘジンさん目あてで辿り着きました。U-NEXTにて配信中。映画より先にドラマ化もしているみたいです。パク・ヘジンさんは、そちらでも同じ役とのこと。(イメージに合っていたのでしょうね!)

 バラエティ番組『犯人はお前だ!』のシーズン1 エピソード5 では、吸血鬼伝承のある村に軟禁されている医師を演じられていました。すんっとしていて印象的だったので、また違った一面を見られるかと思いきや、こちらでも何を考えているのか分からないポーカーフェイスな役柄です。

作品紹介

『チーズ・イン・ザ・トラップ』(朝鮮語: 치즈인더트랩)は、韓国のポータルサイトNAVER(webtoon)」にて、soonkki(スンキ、朝鮮語: 순끼)が2010年7月から2017年3月まで発表したウェブコミック。世界で11億PVを超えている。

映画

2018年3月14日に韓国で映画が公開された。日本でも同年7月14日に公開している。

登場人物

  • ホン・ソル 演 - オ・ヨンソ 本作の主人公。平凡な女子大生。経営学科3年。
  • ユ・ジョン 演 - パク・ヘジン 完璧スペックな男。経営学科4年
  • ペク・イノ 演 - パク・ギウン 元天才ピアニスト。
  • ペク・イナ 演 - ユ・イニョン イノの姉。ジョンに片思いしている。
  • チャン・ボラ 演 - パク・サンダラ ソルの親友。経営学科3年。
  • クォン・ウンテク 演 - キム・ヒョンジュン ボラの彼氏。経営学科2年。

(ウィキペディア「チーズ・イン・ザ・トラップ」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 主演のホン・ソルを演じているオ・ヨンソさんは、ドラマ『美男堂の事件手帳』では正義感があって腕っぷしの強いハン刑事です。渾名は、鬼神!(……だったかな?) 今作では、先輩の態度を怪しく思いながらも惹かれていく大学生を好演しています。可愛い!大好きです!

 ドラマ版も気になっていましたが、映画で満足してしまいました。ポスターを見ても、劇場版のほうが好きな感じです。ヒロインがコミックスそのままで原作へのリスペクトを感じました✨ (原作を読んだことはないのですが………)

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 Chapter1、Chapter2と進んで、最後は final Chapter です。先が見えないままにダラダラと話が続いていくよりは、分かりやすくて良いなって思いました。(わたしは “final Chapter” がいちばん好きです。理由は平和だから。謎に包まれていた先輩の本心が明かされます………✨)

 

 新入生歓迎会の席で、人気者で、誰にでも人あたりが良いと思われているジョン(パク・ヘジン)先輩の隠された一面に気づいてしまったホン・ソル(オ・ヨンソ)。先輩もソルに気づかれたことを察して、それ以降ジョン先輩がソルに対して気遣うことはなくなります。ソルが、図書室で印刷した資料を床に散らかして困っていても、手伝うことなく、邪魔とばかりに一瞥して、避けずに通り過ぎて行くくらいには意地悪。

 そんなジョン先輩ですが、いつからか唐突に優しくなっていきます。ソルがひとりでいるときは、これまで通りの塩対応で、挨拶も返さないのに、近くに他の学生がいるときは先輩から声をかけてきたり、課題や食事や映画に誘ってきたり、なにかとソルを気遣って優しく、あげくに「つき合おう」って言ってきたり……………!?

 これは罠? 先輩が何か企んでいる??

 不審に思いながらも、先輩の優しさに惹かれていくソル。コンビニのおにぎりを上手に開けられなかったり、意外と不器用で可愛いところもあります。家で練習して(しかも練習したおにぎりは食べないのね………)、次の機会にドヤ顔で開けてみせるところも可愛い(≒おもしろい)

 

 ジョン先輩の義理の姉弟が登場します。姉のペク・イナ(ユ・イニョン)は、ジョンのことが好きで、なおかつ彼の家の資産をあてにしている。弟のペク・イノ(パク・ギウン)もジョンに一方的に貸しを感じていて*1、取り立ててやるつもりでいます。そして、偶然出会ったソルに惹かれていく。

 先輩以外にアプローチされても、鈍感なのか、興味がないのか、まったくなびかないソルが安心です。気持ちが揺らがない。一途で良いですね。

 

 怪しいジョン先輩の他にも、優しさを勘違いしてつきまとう、思い込みが激しくて、盗撮や悪質な嫌がらせ*2をするヤバイ先輩がいたり、女性を狙う赤レンガの男と呼ばれる犯罪者*3が出没したり、大学周囲は治安が悪いです。

 実際よくある出来事なんだろうな………と思いつつも、ヤバイ先輩の役名を確認したくて検索したら、そのあたりがあっさり描かれすぎているという声もあるとのこと。原作では、どこまでの描写だったか分かりませんが、実写映画なので、それくらいで良いよって思いました。ボラが可哀想なので。殴られたくらいで終わっていてほしいです。ボラの彼氏さんであるウンテク(キム・ヒョンジュン)がいいヤツです。

 

 赤レンガの男と対峙したときのジョン先輩が、容赦なく潰す感じで良かったです。それまでのどの場面よりもサイコパスみがありました。(分かる気がします) でも、ソルが来たから未遂ですね。(良かったね)

 そのあと、離れていくかと思われたソルのほうから先輩のもとを訪れて、過去のことは聞かない約束だったけれど本当のことを知りたいと歩み寄ってくれます。先輩のことが好きだからって。(カワイイ!) 

 ふたりの間にどういうやりとりがあったかは描かれていませんが、イノとの過去や、他にもヤバイ先輩とのメッセージのやりとり(実際は義姉のイナが送っていた)などの誤解を解くことが出来たのかな………本当の先輩を知ってもらうことが出来たのかなって思います。(それか、本当のことを伝えていなくても、ソルから信頼を得られたことに安心したのかもしれませんね) イナイノ姉弟(なんだかんだ美形姉弟)とも関係が修復されていくような感じがするので、そこも良かったです。車の助手席で寝ているソルを眺めながら、「わたしのことをいつから好きだったの?」という質問を回想している場面で終わります。

 ジョン先輩と同じで、誰からも好かれているようで実は面倒なことを押しつけられがちで、それを断れないソル。経営学科の1日居酒屋の前準備でも、みんなが帰っていくなか、残って仕上げをしています。先輩が「自分がやるから」と言っても、任せて帰らず、ソルが外のポスター貼りから雨に降られて戻ると、先輩が居眠りしていて、(うなされていて)、それを起こさずにソルが残りの準備をすべて片づけます。(やれば出来る子!) 先輩が目を覚ますと、自分にはタオルケットが掛けられていて、近くのテーブルには洗面器とタオル(あと飲みもの?)、居酒屋の準備は万端に整っていて、ソルは端っこのベンチで横になって寝ている。そっと近寄って、かけられていたタオルケットをかけてあげる………と、ソルが無意識に先輩の手を握って、安心しきった無防備な顔をしている。(キュンですね!先輩!)

 そのあと、大学構内で、友人に背負われて医務室へ運ばれるソルを見かける先輩。(よくあるストレス性の胃痛らしい………) 医務室で横になって寝ているソルを眺めながら、ソルが起きたら、何と話しかけるか練習します。「ソル、一緒に課題をやろう」「ソル、一緒にごはん行こう」「ソル、映画を観に行こう」逃げられないように、確実に。そして、最後につぶやくのが「ソル、つき合おう」

 

 

 キャーーーーーーー!

 ミステリアスで、本質は誠実で優しい、どこかサイコパスではあるけれど、自分の手はくださない(と思われているし、実際そう)、顔の良い先輩だからこそ成立する展開!ヤバイストーカーの先輩だったら、ホラーです。良かった。

 こんな感じかな。

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 タイトルは「チーズ・イン・ザ・トラップ」ですが、ソルがイノからつけられた渾名は「犬毛」で、髪の毛が茶色くてクルクルだからかもしれませんが、そこはネズミじゃないんだなって思いました。🐶💓🪤

 興味を持たれたかたは、是非!

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

☆☆☆あなたが笑顔で過ごせる毎日でありますように!☆☆☆

*1:たぶん、それは取り巻きが勝手に忖度した結果なので、ジョンが指示したわけではないのですよね。でも、そもそもイノはジョンの言い分を聞こうとはしないので、ジョンも誤解を解くのは諦めた……

*2:インターネットにソルやボラ(パク・サンダラ)の写真を勝手にアップロードするなどの犯罪行為

*3:わたしの読解力が問題なければ、男子禁制の女子寮に常駐する管理人さんだったと思います………わぁ…