안녕하세요
アンニョンハセヨ~ (こんにちは)
原作を読んでいて、映画も気になっていました。あの作品が実写ではどうなるんだろう?どう表現するんだろう?って。
……………こうなったんですね……(感嘆)
作品紹介
『殺人者の記憶法』(さつじんしゃのきおくほう、原題:살인자의 기억법)は、2017年の韓国映画。キム・ヨンハの同名のベストセラー小説の映画化。
殺人者の記憶法 살인자의 기억법
- 監督 ウォン・シニョン
- 脚本 ファン・ジョユン
- 音楽 キム・ジュンソン
- 配給 韓国∶ショーボックス、日本∶ファインフィルムズ
- 公開 韓国∶2017年9月6日、日本∶2018年1月27日
- 上映時間 118分
キャスト
- キム・ビョンス:ソル・ギョング
- ミン・テジュ:キム・ナムギル
- キム・ウンヒ:キム・ソリョン
- アン・ビョンマン:オ・ダルス
感 想 (ネタバレも?!)
U-NEXTで配信していました。(12/11まで)
とても興味深かったです。
以前、原作を読んで、感想をまとめていました。我ながらイイ仕事をしていますよ………
実写映画でも、真実と妄想の境界線が淡くて、惑わされます。信用ならない語り手。どこからどこまでが確かなことで、どこからどこまでが信じられないのかが分からない。
たしかに存在すると思っていた姉が、すでに亡くなっていて、どこにもいない。姉と会っていたはずの修道院は、扉は傾げ、庭は荒れ果てていて、直近の記憶にあるそことは違う。ただ、外のベンチには食べかけのキンパが残っていて、そこに彼がいたことは確かだと言えるかもしれない。
それなら、ウンヒは?彼女が娘だということは確か?それから、ウンヒが生きていることは?確かなこと?それとも?
ミン・テジュ巡査は?本当に殺人犯?
ただ、彼が部屋にやってきて、ビョンスの日記を勝手に書き換えるところ。気づいたら拘束されて体の自由を失っていて、次に気づいたら自由に動けて横になっているだけだった。本当に、彼は来ていた?本当に、彼はウンヒを狙っている?
………何のために……?
映画では、娘のウンヒを守ろうとするビョンスの想いが切実で、胸に迫ります。そこからの流れは、意識がつながっているというか、確かなことのようにも思える。17年前のタバコ屋の娘が失踪した事件にも、ミン・テジュが関わっている?
先に到着していたアン刑事が手にかかります。そこにビョンスはいないから、確かなことは分かりません。(でも、そこにいたとしても、やっぱり確かなことは分からないのです)
巡査が鏡を見ながら自分の左側頭部を触って、はずして、また元に戻すという場面があって、それがあるからこそ、すべてがビョンスの妄想のようにも思えます。彼は、どういった強迫観念に駆られているのでしょう………?
そして、怖がるウンヒに対して、実父ではないから安心するように語りかけます。お前は殺人犯の娘ではない。だから、大丈夫だと。
そうして、ビョンスは施設に入ります。いろんなことを忘れていく………すべてを忘れてしまう前に、いえ自分が何者なのか覚えているうちに決着をつけなくてはいけません。最期は自分自身の手で………気づくと雪の降るなかトンネルと線路がある場所に立っていて、視線の先にミン・テジュが立っています。
――騙されるな!やつはまだ生きている!――
🐾
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……………亡くなっていますでしょう?
ビョンスが手にかけた。あれだけ暴力を振るっておいて、無傷のはずがありません。それに、検察官に「なんでミン・テジュ巡査を殺したのか?」と質問されていました。連続殺人犯だから? それは確かなことなのでしょうか?(車のトランクから見つかったのは鹿の血だったのに?)
世界が揺らぐような読後感が、原作通りでした。ただ、原作と違って、ウンヒが生きているところに救いがあるような気もします。ビョンスの髪を切って、新しい白い運動靴を持って来てくれたのはウンヒだと思うから。
興味を持たれたかたは、是非!
そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓
☆☆☆あなたが笑顔で過ごせる毎日でありますように!☆☆☆