ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『キングスマン』

 Hello!

 Amazonプライムビデオで配信中です。最新作の『キングスマン:ファースト・エージェント』が配信されて気になったので、父に聞いて、無印を観ることにしました。(映画第二弾の『キングスマン:ゴールデン・サークル』は、一緒に劇場で観ていたり………)

説明は紙に書くのが良い

 最新作はキングスマン創立の話なので、時系列的には「3→1→2」のはずですよね。どれから観るか父に聞いて、うまく伝わりそうになかったので、スター・ウォーズ*1でも最新作が過去のエピソードってことがあるでしょう?「1→2→0」みたいな。だから、これも最新作がキングスマン創立の話だから時系列的には一番最初になるんだけど、どれから観たい?って聞いたら、「やっぱり最初のやつかな」って言うから、「そうだね、やっぱりシリーズを重ねる作品は無印がいちばんって言うもんね。続編が必ずおもしろいとは限らないし」ってことで、第一弾を観ることにしたのですが……

 聞いて?

 あとから聞いたら、父的にはキングスマン創立の、つまり時系列的に一番最初の、映画公開時期としては最新作を観たかったらしい………です。これが………コミュニケーションエラー……

作品紹介

キングスマン』(原題: Kingsman: The Secret Service)は、2014年のイギリス・アメリカ合衆国のアクション・スパイ映画。

キャスト

  • ゲイリー・“エグジー”・アンウィン 演 - タロン・エガートン 人生を諦めた不良青年。優れた能力を持っており、海兵隊へ入隊した時期もあったが、息子の死を恐れた母ミシェルの影響で除隊している。
  • ハリー・ハート 演 - コリン・ファース キングスマンのベテランスパイ。コードネームはガラハッド。
  • リッチモンド・ヴァレンタイン 演 - サミュエル・L・ジャクソン IT事業で成功した大富豪で、環境問題に関心を寄せている。血を見ると嘔吐してしまう性質。
  • マーリン 演 - マーク・ストロング キングスマンを補佐する男性。候補生を指導する教官でもある。
  • アーサー 演 - マイケル・ケイン キングスマンのリーダー。本名はチェスター・キング。「キングスマンには上流階級出身者が相応しい」と考えている。
  • ロクサーヌモートン 演 - ソフィー・クックソン キングスマン候補生。愛称はロキシーで、推薦者はパーシヴァル。上流階級出身でありながら、エグジーを見下さない数少ない人間。高所恐怖症。
  • ガゼル 演 - ソフィア・ブテラ ヴァレンタインの部下である、両足が義足の殺し屋。義足に仕込んだ鋭利な刃物を使って戦う。
  • ミシェル・アンウィン 演 - サマンサ・ウォマック エグジーの母親。再婚相手のディーンとの間に幼い子供がいる。
  • ディーン・ベイカー 演 - ジェフ・ベル ミシェルの再婚相手。不良グループのリーダーでエグジーやミシェルに暴力を振るう。
  • チャーリー・ヘスケス 演 - エドワード・ホルクロフト キングスマン候補生。上流階級出身でエグジーを見下しており、他の候補生と一緒にエグジーへ嫌がらせ行為を行う。
  • アーノルド教授 演 - マーク・ハミル フルネームはジェームズ・アーノルド。ガイア理論を提唱する学者。
  • ランスロット 演 - ジャック・ダヴェンポート キングスマンのベテランスパイ。
  • ティルデ王女 演 - ハンナ・アルストロム スウェーデンの王女。ヴァレンタインの計画に反対し、秘密基地に監禁されている。潜入中のエグジーに「世界を救ったらイイコトしましょ」と約束する。
  • スウェーデンの首相 演 - ビョルン・フローバルグ ヴァレンタインの考えに賛同した1人。内心は共和主義であり、ティルデ王女をあっさりと見捨てる。
  • リー・アンウィン 演 - ジョノ・デイヴィース エグジーの父親。元キングスマン候補生。17年前の任務中、敵の自爆攻撃からハリーを庇って殉職した。
  • JB エグジーが訓練の一環として育てることになったパグ。名前の由来は『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー

(ウィキペディアキングスマン」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 お気づきでいらっしゃるかもしれませんが、大好きです!「Manners maketh man.」

 独立諜報機関の野蛮で凶悪な紳士たちがスタイリッシュに活躍するアクション・スパイ(&コメディ)映画。………コメディですよね……?!

 ちなみに、R15です✨ 

 冒頭で、任務中にキングスマン候補生が殉職してしまいます。そして、彼に助けられたガラハッドが、遺された家族(子どものエグジー)に、困ったことがあれば連絡するよう言ってメダルを渡します。合言葉とともに。

 時は流れ。警察沙汰で捕まったエグジーが、メダルの裏に書かれた電話番号に電話をかけて、合言葉を言うと、すぐに釈放されます。迎えに来たのはガラハッド。ふたりで飲んでいると、義父の手下どもに絡まれます。(でも、彼らも相手が悪かったですよ?)

 紳士的にブチ切れてるガラハッドが好きです。優雅で、丁寧で、容赦がない。そっと席を立って、出口に向かうのに、外へ出るわけではなく、静かに鍵をかけます。

 「Manners」鍵をカシャン「maketh」鍵カシャン「man.」カシャン

 優雅に傘の柄の部分でテーブル上のグラスを引っ掛けて飛ばすと、狙いを違わず、相手の眉間にヒットする………という。言葉で説明してうまく伝わるか分かりませんが……楽しいので、観て!

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 ガラハッドがエグジーに可能性を見出して、キングスマン候補生として推薦します。エグジーに「プリティ・ウーマン」は伝わらないけど「マイ・フェア・レディ」は伝わるのが、なんだかおかしい。候補生選抜試験は、場合によっては死者も出るという、過酷で、危険な内容。

 上流階級出身の候補者たちの嫌がらせを受けながらも、エグジーは自らの勇気と知恵で問題を切り抜けていきます✨

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 ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)の計画は、地球環境保護のために人間を間引くことで、その内容は特殊なチップを埋め込んだ人間以外を無料配布したSIMカードの凶暴化プログラムで殺し合わせるというもの。プログラムを作動させると、カードを持っているひとも持っていないひとも凶暴化して、殺し合いが始まります。その凶悪なプログラムは、近距離ではスイッチで作動します。(安全のため広範囲のときは生体認証)

 その試験的な運用で、とある教会がターゲットにされ、保守的で敬虔な方々が殺し合います。そして、そこに居合わせたガラハッドも凶暴化プログラムによって理性の箍がはずされ、最も兇悪な殺人兵器となります。無駄なく、効率的で、確実に仕留めていく。ベテランスパイの本領発揮ですね………。少し時代錯誤な宗教観の信者が多いようだったとはいえ、クリスチャンには違いないのに、お互いに殺し合ってしまうとは………教会各位に怒られるのではないかと初見ではドキドキしました。2回目ともなれば、こころの準備ができているのか普通に楽しめてしまいましたが。ラテンアメリカインドネシアでは、件のシーンがカットされての上映になっているそうなので、お国柄と捉え方にもよるのかもしれません。(教会で殺戮を繰り広げるのは悪でしょう?)(さっさと立ち去りたいからと、信者の気持ちを逆なでするようなことを言うガラハッドもガラハッドですよ?そして、きっかけはヴァレンタインの凶暴化プログラムによるとはいえ、彼自身の意志で殺戮したことは否めません。「わたしに何をした?」に答えるように、至近距離からの射撃。ヴァレンタインが血を見ると嘔吐してしまうとかで、とどめを刺すとか、2発目を撃つとか、そういうことをしなかったというのは、ある意味ポイントです!)

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 ご覧になったかたには伝わると思うのですが、劣勢のマーリンとエグジーが、ヴァレンタインに選ばれし人間(首元に特殊なチップを埋め込まれていて凶暴化プログラムに反応しない+裏切り者を粛清するために遠隔操作で自爆する)のチップをハッキングして、自爆させることで敵の戦力を大幅に削ぐという場面は、最高でした!

 出来事としては、大量虐殺に他ならないのですが、そもそもの原因はヴァレンタインなので直接的に手を下したわけではないのと、血しぶきというより花火が上がっているみたいで、使用楽曲の威風堂々と相まって、おもしろでしかない。そもそも選ばれた自分たちだけが生き残る算段だった方々のはずで………お悔やみ申し上げます……✝

 こんな感じかな。

 

 義足の殺し屋 ガゼル(ソフィア・ブテラ)が強くて、カッコイイです。それから、初見のときは気づかなかったのですが、ヴァレンタインは血を見ると嘔吐する性質があるから、最期のアレは、自分自身の血を見て嘔吐したってことですね?!(最初は「即死でもおかしくないのに何故?」っていう疑問と「奇跡的に消化器系は無傷なの?(少なくとも胃から食道まで繋がっている?)」などと思ってしまいました。違う。そうじゃない。行間を読めていませんでしたね………)(2回目は解像度が上がったのでしょうか?!)

 

 それから、エピローグでは、エグジーが母を助けるべく義父と対峙します。暴言で煽ってくる相手に、同じ調子で言い返したりはせず、そっと席を立って、出入り口に向かっていき、静かに鍵をかけます。いつかのガラハッドのように。

 「Manners maketh man.」

 興味を持たれたかたは、是非!

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

☆☆☆あなたが笑顔で過ごせる毎日でありますように!☆☆☆

*1:そもそも、よく分かっていないもので例えたのが良くなかったのかもしれません…🐥🌠