ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

なくても叶えられるけれど

 こんにちは。毎回、わりと律儀に「今週のお題」に取り組んでいるわたしです。でも、今週の「100万円あったら」には難渋しました。なにも思い浮かびません。というより、ひと言でバッサリ「(100万円なんて)ないわ!」って感じです。

 ありもしないし、手に入る予定もないお金について考えようとするのは……なんだか地味にストレスです。夢がないやつだなって、自分でも思いましたけど……え?でも、いろいろ考えたところで肝心の100万円はないんですよ?

 

 でも、どうしてイライラしたのかなって考えたら、疲れていたのもあるし、ほとんどの希望は100万円なくても叶えられるもの、あるいは100万円程度ではどうにもならないものだからかなって思いました。連勤が落ち着いて、ぐっすり寝たら、なんだかいろいろ考えるのもおもしろそうだなって気持ちになってきたので、参加してみます✨😼

 

 この場合「ある日、突然、使い途を自由裁量で決められる100万円が(幸運にも)手に入った」と考えれば良いのですよね?そもそも自分のお金なら、普通に貯金しますし、話が展開しません。そこで、100万円をプレゼントされた経験がないので、まずは贈与税について調べてみました。夢がないのか、なんなのか……。1年間に110万円以下なら贈与税はかからないそうです。だから、100万円もらっても申告は不要とのこと。そっか。

 

 ということで、そろそろ本題へ!

 

100万円あったら

 使います!早急に!あぶく銭なら、長いこと手許に置いておくのも良くないですし。消えもので、ぱあっと使ってしまうのが良いのかなって思います。

 なんらかの元手にすることはないし(そうするなら自分で稼いだお金を使います)(お金に名前が書いてあるわけじゃありませんけどね)、思い入れのあるものを手に入れるためには使いたくない。

 そんな、わたしの「100万円あったら」な使い途はこちら↓↓↓↓↓

  • 家族で温泉旅行︰両親と弟と祖母と叔母、みんなで行きます。近場で構わないから、そのぶん豪勢に!おいしいものを、いっぱい食べます!(たぶん使い切ってしまいますね)
  • 家でお取り寄せグルメ︰肉を食べます!肉!それから高級食材!あとは、デザート!
  • 同僚と焼肉︰最近、行ってないです。寂しい。やっぱり、ストレスには肉だよねって話していたので、焼肉居酒屋に行きたいです。なんなら貸し切り!行き帰りのタクシー代も出そうです。(やっぱり使い切る気ですか!)
  • 家事代行サービス︰部屋を片づけてもらいたい!
  • 募金︰継続しないことには意味はないかもしれないけれど、やらないよりはマシだと思うのです。普段は、そんなに余裕があるわけではないから思いつかないのですが……赤い羽根共同募金あしなが学生募金日本赤十字社……でも、検索していたら少額からでも大丈夫みたい。一時期、コンビニで端数を募金箱へ入れていたけれど、そういうので良かったのかな。とはいえ、元々自分のものではなかったお金なら何の気兼ねも要りません。どーん!(全部入れる気かと……)(いや、わたしも少しはおいしいもの食べたいです)

 わたしもしあわせ、あなたもしあわせ、誰かもしあわせ

 そういうのが良いなぁって思います。🦋


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今週のお題「100万円あったら」

 

映画『セトウツミ』

 なんとなく気になっていたので、観てみました。Netflixに入ってます。視聴期限が迫っているわけではないのですが……なんだか期限を気にしてばかりいると、本当に観たいものが後回しになってしまうことに気づきました。

 なので、観たいときに観たいものを観ます。でないと、なんだか「夏休みの宿題」みたいに、絶えず背後から迫ってくる「やらなきゃいけないこと」みたいな強迫観念があって、楽しみが半減してしまうような気がしました。

作品紹介

『セトウツミ』は、此元和津也による日本の漫画作品、およびそれを原作とした映画、テレビドラマ。大阪の男子高校生、瀬戸と内海が放課後に川辺で繰り広げる関西弁の会話劇を描いた作品。キャッチコピーは「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」。

映画

2016年7月2日公開。大森立嗣が監督を務め、池松壮亮菅田将暉がダブル主演を務める。

キャスト(映画) 
スタッフ(映画) 
  • 監督:大森立嗣
  • 脚色:宮崎大、大森立嗣
  • 音楽:平本正宏
ロケ地 

瀬戸と内海が時間をつぶす場所は、大阪府堺市堺区戎之町西2丁2でロケが行なわれた。この場所は原作でも使われており、映画の中に原作と全く同じ風景が映るシーンがある。

(ウィキペディア「セトウツミ」より抜粋)

感想とネタバレ

 だらっと、ゆるっと話が進んでいくので、だらっと観ていて楽しめます。おもしろかった!

🐾🐾🐾🐾🐾😼🐱

 瀬戸(菅田将暉)と内海(池松壮亮)が、学校帰りに川辺に座って、ダラダラ過ごす話です。漫画本編では、内海の密かな計画があったり、それを瀬戸が阻止したり……といったドラマティックな展開があるようですが(映画を見ながら検索して、そういう展開なのかなって思っていたら)、映画では一切なかったです。

 でも、そこがイイ!それでイイ!

 

第1話 セトとウツミ

 「瀬戸:神妙な顔してみ」「瀬戸:笑ってもうてるやん」「瀬戸:さっきより笑みこぼれてるやん」

 「瀬戸:ほう!」「瀬戸:ほうほう!!」「内海:そんなもっと大きいのよこせみたいに言われても……」

 「内海:樫村(中条あやみ)さんてお寺の子なんやろ」「瀬戸:袈裟姿みたい〜」

 川辺に佇んでいたおじさんが鳴山先輩の父で、鳴山先輩(成田瑛基)に最後の生活費を渡す場面に遭遇してしまった二人。「瀬戸:めっちゃ神妙な面持ちやで」「内海:お前もな」

 

第2話 アメとムチ

 内海くん、タバコ吸うマネが上手です。

 「瀬戸:でも、いいところもいっぱいあるから友だちやねんけど」「内海:もうアメとムチ使いこなしてるやん」

 

第3話 イカクとギタイ

 「ふしがある選手権」

 ふたりともオオコノハズクのマネが上手です!

 

第0話 内海想の出会い

 瀬戸との出会い。内海くんが聴いていたのは、くるり

 

第4話 先祖と子孫

 夏休み、花火に興じるふたり。私服ですね。

 部屋にデカイ蜘蛛が出て、ネットで調べて木酢酢が苦手ってあったから撒いたら、じいちゃんが出て行った。それから、3日帰ってこない。まぁ、よくあることやねん。

 蜘蛛がいるってことは、エサになるゴキブリもいるってことやで。「瀬戸:泣きっ面にハチや」

 

第5話 瀬戸小吉の憂鬱

 瀬戸のおしりに、ニコニコマークが転写されてる。可愛い。

 距離感が近い瀬戸。少しずつ離れる内海。

 「瀬戸:じゃあ、匹で一番デカいやつってなんなん?」「内海:狼やな」「瀬戸:おお!一匹狼って言うもんな!」

 

第6話 出会いと別れ

 瀬戸の誕生日!バルーンさんと共謀してサプライズで祝うものの、いまひとつ反応の悪い瀬戸。家のネコ(ミーニャン)が死んでしまった……と。ひたすら、なぐさめる内海。

 瀬戸が集めてる「三毛貝シリーズのガチャガチャ」スコ貝とシークレットが出てないって。どれも可愛い。

 「内海:瀬戸。いや俺ペット飼ったことないし、なんて言葉かけていいか分からんけど……でも、命ってのは例外なく終わりを告げるもんやし。それを受け入れる作業って時間がかかるかもしれへんけど…でもな瀬戸、間違いなく言えることは、ミーニャンは、きっと幸せやで」内海ええやつ。

 「瀬戸:この眼鏡かけて、もっかい言って。あとバルーンさんの鼻のやつ」「早く」瀬戸、むちゃぶりすぎる。

 ノーマル三毛貝や。3個目。ここに来て、引きのなさなんなん?

 「バルーンさん:空気読んで、内海」

 

エピローグ 樫村一期の想い

 内海くんに相手にされなくて、平手打ちをかます樫村さん。「どう思ったかくらい言ったら?」「内海:メガネ飛べへんように配慮した樫村さんの当て勘がすごいなと思った」たぶん、樫村さんが聞きたかったのは、そういうことじゃないです。

 カバンからあたたかいミルクティーをだして、おもむろに缶を開けて、瀬戸に渡すのかと思いきや自分で飲みはじめる内海。隣で寒さに震える瀬戸。見つめる瀬戸。その缶を瀬戸に渡してあげて、さらにカバンから取り出したミルクティーを今度は自分で飲む内海。なんで???そこは、普通に分からなかったです。猫舌なのかは知らないけど、熱さを確かめてあげたの???

 なんか『シーサイドモーテル』でも、アイスの飲み口を切れない相方の分を噛み切ってあげて(それは、なんか分かる)、それをそのまま渡さずにひとくち食べて(ん?なんで?)、「はい」って渡すところがありました。なので、そういうものですか?

 

 いろいろ書いてみましたが、ぜんぜん伝わらないと思うので、興味を持たれたかたは観てみて!

 

ネコ出てきます。ミーニャンとミーニャンっぽいネコ🐾🐱

映画『旅猫リポート』

 原作の小説を読んだことがあって、大好きです。猫が出てきて、車に乗って旅するところ。景色が目に浮かぶのです。

 でも、多分、映画館で予告を観て、うん!無理!と思いました。(予告って、観に来てもらうためのものなのに……)(気を引く程度で留めておくのが良いのではないかな?)

作品紹介

旅猫リポート』(たびねこリポート)は、有川浩による長編小説。

映画

2018年10月26日公開。主演は福士蒼汰。原作者の有川浩が脚本も担当する。

キャスト 
スタッフ 

(ウィキペディア旅猫リポート」より抜粋)

感 想 (ネタバレ)

 原作を読んでいるかたに注釈は必要ないと思いますが、まだのかたは先に原作を読むか、映画を観てください。

 でも、あらすじを読んでからでも問題はないです。そんなことで楽しみが半減するなんてことは、ありません。むしろ、こころの準備をしてダメージに備えていただくのが宜しいかと思います。これまでも、わたしのブログを何度か読んでくださったかたなら、ご存知かもしれませんが……弱いんですよ。こういうの。

🐾🐾🐾🐾🐾🐱😼🚙

あらすじ 

自らの死期を知り、飼い猫のナナを手放さなければならなくなったサトルは、ナナの引き取り手を求め、銀色のワゴンに乗って旅をする。サトルの幼少のころから現在までを、時間を追って再確認する旅でもあった。

(ウィキペディア旅猫リポート」より抜粋)

 ナナ(トム)の演技が上手です!……いや違うのか。それだけじゃないのかな。動物監修のスタッフさんたちが有能です!

 それから、声をあてている高畑充希さんが良いです。可愛くて、賢くて、ネコ様な“ナナ”そのものでした。

 ネコは良いです……………

 

 ナナの新しい家族を探して、悟(福士蒼汰)とナナ(トム)は銀色のワゴンに乗って旅をします。映画では、銀色の「初代フィアット パンダ」が使われていて、それがすごく可愛かったです!

 

 原作を読んでいたときも、わりと涙がとまらなかったんですが、映画も良かったです。すごく自然に実写に落とし込めているなって思いました。

 大好きな両親を不慮の事故で失って、大事な家族でネコのハチとは別れることになって、少し大きくなってからハチに会いにいくためにバイトして旅費を稼ぐけれど、その前にハチは車に跳ねられて死んでしまって……。なんだか、とても悲しいです。いつも、自分の手の届かないところで大切なひとを亡くしてしまうなんて。しかも、全部 交通事故なんて。

 でも、ナナに出会って、車に跳ねられて死にかけていたナナを救うことができて、ナナは悟のネコになります。

 

 悟とナナの関係性が自然な感じで、そこも好きです。

 好きな場面はたくさんありますが、なのはな畑のシーンが特に好きです。「ボクは、ここにいるよ。悟」「いつだって傍にいるよ。」

 

 いろいろ語りたいことはありますが、このあたりにしておきますね。最後に、小説から印象深い一節を引いてみます。

―僕のリポートはもうすぐ終わる。それは決して悲しいことじゃない。僕らは旅の思い出を数えながら、次の旅へと向かうんだ。先に行ったひとを思いながら。後から来るひとを思いながら。

 そうして僕らはいつかまた愛しいすべてのひとびとと地平線の向こうで出会うだろう。

有川浩旅猫リポート文藝春秋 2012.11.15

 

 

 

映画『トラさん〜僕が猫になったワケ〜』

 気になっていたので、観てみました。

 多部未華子さんが好きなのです。『これは経費で落ちません!』の森若さんとか、『あやしい彼女』の節子さんとか。他にも出演作を観てみたいなって思っていたら、Netflixでこちらを見かけてマイリストに入れていました。

 視聴期限は迫っていませんが、今はネコの気分なので!

作品紹介

『トラさん』は、板羽皆による日本の漫画。『月刊YOU』(集英社)にて、2014年1月号から2018年11月号まで連載。同誌の休載に伴い、『Cocohana』(同社刊)に移籍して、2019年1月号から連載中。

あらすじ 

酒とギャンブルに溺れる日々を過ごしていた売れない漫画家・高畑 寿々男は不慮の事故で命を落とすが、あの世の「裁判長」の裁きにより1ヶ月の期限付きで「猫」として現世の妻子の元へ戻される。

実写映画

『トラさん〜僕が猫になったワケ〜』のタイトルで実写映画化。主演は北山宏光Kis-My-Ft2)。2019年2月15日公開。

キャスト 
スタッフ 

(ウィキペディア「トラさん」より抜粋)

ネタバレと感想と

🐾🐾🐾🐾🐾📑✒️😽💓😺😾

 ポスターはイメージ映像なのかと思いきや、そのままでした。つまり、不運な事故によってネコになってしまった!!!って言っておきながら、わたしたちの目には着ぐるみを着た寿々男(北山宏光)にしか見えないという……

 でも、自動車のバックミラーに映る姿は、ちゃんと普通のトラ猫です。そして、映画のなかでは、全員がネコの姿として認識しています。シュールなのか、コミカルなのか……

 たしかに、思うように演技をしてくれるネコはなかなかいないかもしれませんが……そういうアプローチは初めてだったのでビックリしました。でも、なんか良かったです。

 

 原作では、きっとネコなんだろうなって思いました。着ぐるみを着たひとを描くほうが、作画コストがかかりそうです。

 

 こっそり家のお金を持ち出してギャンブルに興じたりと、寿々男は普通に家族としてどうかと思います。ギャンブルするにしても、せめて自分で稼いだお金でないとダメでしょう……。それに、有り金を全部使ってしまうなんて言語道断で、ある程度の「次」に回せる資金を残しながら回していくのが、王道なのではないかしら。資金を常に外に期待するとか、甘いですね。

 学校の参観日に来た寿々男がチャラ過ぎで、実優(平澤宏々路)が描いたことになっている絵を、自分が描いたって公言してしまうあたり、なんだか頭を抱えたくなってしまいました。それで、実優が周りの男子たちにやいのやいの言われて……(たぶん)学校の宿題だった絵を家のひとに描いてもらった実優もいけなかったかもしれないけれど、そんなことわざわざ学校で言う必要はないですよね?実優の立場は考えないの?頭の中がお花畑なの?

 それで、実優が学校に行けなくなるかもしれないとは想像しなかったのかな。かなり迂闊な性格だな。しかも、自分のことしか考えていないんだな。

 

 それでも、実優も妻の奈津子(多部未華子)も苦笑いで仕方ないなって済ませているので、納得していて仲良くできているなら、それはそれで家族のありようなのかなって思いました。

 奈津子と実優がしあわせなら、ダメ人間ではあっても、良き夫・良き父なんでしょうね。

 

 こっそり持ち出したお金をギャンブルで増やすことができて、浮かれて歩道橋からバラまいてしまって、慌てて拾おうと道路に屈んでいたところをトラックに轢かれるっていうギャグみたいな展開にビックリしました。

 ぶつかる瞬間を映していなくても、轢かれたことは理解できて、それによって致命傷を受けたということも伝わる感じになっていて、見せ過ぎないところが良いなって思いました。

 

 そして、なんかエライ人(裁判長:バカリズム)に成仏してしまうまで1ヶ月の猶予を与えられます。ただし、ネコとして。

 

 ネコ嫌いなのに、自分がネコになってしまう。

 最初のうちは、ネコになった自身の身体や野良生活に慣れずにいますが、実優に拾われて、飼ってもらうことになって、ネコ生活を満喫し始めます。そんななか、実優や奈津子の本当の気持ちを知っていきます。

 

 そうして、最後に自分のやり残したことを思い出して、のこされた家族に想いを伝えるために、ネコとしても存在が消えてしまう前に1日だけ人間の姿に戻してもらうことを裁判長にお願いします。なんだかんだ、聞き入れてあげるあたり、裁判長は優しいな………(真っ白な空間で執務机ごと宙に浮いてるところ好きです。あと「出てこないで」って、やりとりも。)

 寿々男さんは、なんだかんだ家族のことを愛していて、家族も寿々男さんのことが大好きだったんだなって思いました。

 人間の姿になった寿々男さんは、ネコマンの最終回を描きあげます。やればできるこ!限りがあるからこそ、なんとしても仕上げなくてはいけません。迷いなく下書きを始めて、ペン入れからベタ塗りまでこなしていきます。そんな「ネコマン」最終回は、実優と奈津子によって消しゴムをかけたり、枠線の消し残しを消すなどして仕上げられ、最終巻として世に出ます。数年後の家族記念イラストにも寿々男さんがいて、弟がいて、家族仲良く暮らせていることがうかがえて、良かったなって。

 (漫画を描いているシーンがすごく好きです。スピード感があって、迷いがない感じ。だんだん仕上がっていくのを見るのも楽しい。全部、ちゃんと描かれているっぽいので、しっかり読んでみたいなって思いました。手元の吹き替えは、原作者さんかと思いきや鳥佐和哲哉さん。他のドラマとかでも、吹き替えや作品提供をされているみたいで気になります!)

 

 なんか、ウソみたいにあっさりと死んでしまうので、実はネコになったあとでも、どこかで生き返るんじゃないかなって思っていました。それか、ネコのまま、ずっと近くで見守っていけるんじゃないかなって。でも、それは叶わず……

 コミカルで悲壮感はそれほどないのに、そういうところはシビアなんだなって思いました。でも、だからこそ信頼できる。

 

 飼いネコ仲間のホワイテスト(飯豊まりえ)が、とても可愛いです。もしかして、彼女も元は人間だったり………?🦋

 

 

映画『舟を編む』

 前から気になっていました。三浦しをんさん、大好きです。

 って言っておきながら、こちらの原作は読んでいないのですが……視聴期限に追われる前に観てしまいたい!と思って、観ました。(って、期限はきてないけど、すでに追われている感ある)

作品紹介

舟を編む』(ふねをあむ)は、三浦しをんによる日本の小説。女性ファッション雑誌『CLASSY.』に、2009年11月号から2011年7月号にかけて連載され、2011年9月16日に光文社より単行本が発売された。雑誌連載時の挿絵や単行本の装画、文庫のカバー装画は、雲田はるこが担当。2012年、本屋大賞を受賞。

「玄武書房」に勤める変人編集部員・馬締光也が、新しく刊行する辞書『大渡海』の編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられ、個性豊かな編纂者たちが辞書の世界に没頭していく姿を描いた作品。「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という意味でこの書名が付いている。執筆にあたって、岩波書店および小学館の辞書編集部の取材を行っている。

2013年、石井裕也監督、松田龍平主演で映画化された。2016年10月から12月までテレビアニメが放送された。

映画

主演は松田龍平と宮﨑あおい。2012年夏に撮影され、2013年4月13日に松竹 / アスミック・エースの配給で公開された。監督は石井裕也。英題は(The Great Passage)。映画版では、物語の開始時点で1995年という年代設定がされている。

キャスト 
スタッフ 

(ウィキペディア舟を編む」より抜粋)

 とてもおもしろかったです。キャラクターがみんな魅力的なところが好きです。イヤなひとが一人も出てこなくて、仲間が同じ目的のために一丸となって頑張る感じ。ステキです!

感 想 と ネ タ バ レ

🐾🐾🐾🐾🐾😼✏️📚🖍️📖

 派手な事件や出来事が起こるわけではないけれど、淡々と仕事に邁進していくところがおもしろいです!

 「右」という言葉を説明できますか?

 あらためて聞かれると難しいです。箸を持つほう……だと、左利きのひとは反対になってしまいますし。思想を表現する場合もありますし。心臓と反対側って言っても、やや左よりなだけで胸郭内の中央に位置していますし。右胸心というのもありますし。

 ……………うーん……

 わたしは「横に文字を書いていったとき文末にあたるほう」って思ったんですが、アラビア語は右から左ですね。

 馬締(松田龍平)さんは「西を向いたとき北にあたるほう」って答えていました。なるほど!

 

 『大渡海』監修の松本先生(加藤剛)が好きです。「用例採集」といって、ことばが実際どのような場所で、どんなふうに使われたのかを記録し、集める作業をしています。いつもアンテナをはっていて、生きたことばを集めるために合コンに行ってみたりと、感性が若いです。一緒に仕事したら、絶対に楽しいだろうなって思いました。素敵な上司です。

 

 西岡正志(オダギリジョー)さんも好きです。なんだかんだ、馬締さんと気が合っていて、言葉足らずなところのある彼をフォローしてあげて、良い同僚だなって思いました。

 同じ職場なら、持ちつ持たれつが良いなって思います。

 それが、結果的には会社全体のパフォーマンスを引き上げることにつながるんじゃないでしょうか。ライバル心は大切だけど、ほどほどに……………

 

 お世話になっている大家さんの孫・林香具矢(宮﨑あおい)さんに出会った馬締さんは、ひとめぼれしてしまいます。

 馬締さんは、同僚のアドバイスにしたがって恋文をしたためますが、達筆すぎて香具矢さんは読めません。大将に読んでもらって、そして馬締さんに怒ります。(怒って……いたのかな?)

 「手紙じゃなくて言葉で聞きたい」

 「好きです。」「私も。」

こい【恋】

ある人を好きになってしまい、

寝ても覚めてもその人が頭から離れず、

他のことが手につかなくなり、

身悶えしたくなるような心の状態。

 

成就すれば、

天にものぼる気持ちになる。

(映画『舟を編む』より引用)

 良いなぁって思いました。

 

 「右」を説明するのに、方角を使って、方角を説明するときに右左を使ってしまうと、そこの説明がループしてしまいます。

 『大渡海』では、10と書いたときの0のほうって説明していました。それも、なるほど!

 

 分からないことがあると、よく検索します。昔は辞書だったけれど、最近はスマホでネット検索を使うことも多くて……

 でも、この映画を観て、紙の辞書も良いなぁって思いました。

 辞書が作られていく過程にドラマがあります。せっかくだから、『大渡海』自体を公式グッズとして作ってしまえば良いのに……などと思ったのですが、プロジェクトを立ち上げて、出版するまでに十数年かかるとしたら、そんなにホイホイ取り掛かれるものでもないんだろうな……………。でも、生きた辞書っていうコンセプトがおもしろくて、実際にそんな辞書があったら良いなって思いました。🦋

 

ネコ出てきます。トラさん。🐾🐱

映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

 たぶん、予告は観たことがあります。原作は読んだことがありません。でも、想像した筋書きとはかなり違っていました。

 原作を読んでいるという前提なのか、最初のうちは設定がつかめず、取り残されている感がありましたが……おもしろかったです。西田敏行さんが、すごく良かった。

作品紹介

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(ナミヤざっかてんのきせき)は、東野圭吾の同名小説を原作とした日本映画。2017年9月23日に公開。主演はHey! Say! JUMPの山田涼介。

キャスト 
スタッフ 

(ウィキペディア「ナミヤ雑貨店の奇蹟(映画)」より抜粋)

ネタバレ、ネタバレ………………

🐾🐾🐾🐾🐾🐱🙀😾✉️🎸🎤🚗🌊📝🏢

感 想 (好きなところ)

 とはいえ、明らかな犯罪は嫌いなのです。でも、最近、自分でも分かってきたのは「罪悪感を感じながら」「本当はやりたくないのに」「悪いと分かっていて」犯罪に手を染めるのがストレスで、おもしろくないんだなって。しっかり観たことがないのですが、たぶん『オーシャンズ11』とかは楽しめると思います。(←今度、確かめる。メモ)

 

 なんらかの犯罪をおかして逃げてきた三人組。敦也(山田涼介)・翔太(村上虹郎)・幸平(寛一郎)。あらかじめ下見をしていた翔太が、空き家になっていた「ナミヤ雑貨店」に目をつけていたため、鍵を壊したうえで忍び込みます。朝の通勤ラッシュに紛れて逃げようと、それまでの間、身を潜めるためです。

 バレるのではないかと、ハラハラしながら隠れていると、表でカタリと音がして、シャッターに空いたポストから手紙が届きます。それは「魚屋ミュージシャン」からの悩み相談。最初は辛口のコメントを返していた不法侵入者たちですが、シャッター前で彼がハーモニカの演奏をするのをポスト越しに聴き、彼がセリの歌を作ったひとだと気づくと、前向きなメッセージを贈ります。

 

 どういうわけか、その日その時、ナミヤ雑貨店は33年くらい前のその場所とつながっていました。

 33年前のお悩み相談が敦也たちの元に届きます。そうして、浪矢雄治(西田敏行)さんが病院から店へ戻ってきた日から数えて33年後の現在から、雄治さんの元へお悩み相談の回答がどう役立ったか、その後どのように過ごしたかの返事が届きます。

 

 何故そんなことが起こるのかっていうのは、考えるだけ野暮というものでしょうか……………?

 なんらかの強い想いが共鳴しあったのかもしれませんね。

 

 ポストの不思議を確かめるために、敦也が白紙の紙を入れます。そうして、その頃には自分たちが家を荒らした相手が、ナミヤ雑貨店に悩み相談をしてきたひとりで、彼らのアドバイスを信じて成功を手にしたこと、彼らの育った施設を守ろうとしてくれていることを知ります。翔太と幸平は、吹っきれた顔をして、拘束したまま放置した彼女の元へと向かおうとします。

 そうして、あとから外へ出てきた敦也が牛乳箱をあけると、そこには敦也の入れた白紙のお悩み相談に対する浪矢雄治の回答が入っていました。

 それを読んだ敦也は、二人を追いかけて走り出します。

 

……………良い話でした。なんとなくバランス感覚が良いので(それから性質と顔が良いので)、翔太くんが好きです。

 

 人生に勝ち負けなんてない。あるのは、自分が納得できるか。自身の選択に満足できるかだけ……………そう思いました。🦋

 

REBORN

REBORN

映画『氷菓』

 もともと原作が好きです。米澤穂信先生。

 実写映画化もしてますし、アニメ化もされていますね。原作以外、観たことがなかったので、気になっていました。あ、でも、ここでは違う言い回しがふさわしいですね。

 「わたし、気になります!」

作品紹介

氷菓』(ひょうか)は、2001年11月に刊行された米澤穂信推理小説。『〈古典部〉シリーズ』第1作であり、著者のデビュー作である。

実写映画

2017年11月3日公開。

キャスト 
スタッフ 

(ウィキペディア氷菓(小説)」より抜粋)

 おもしろかったです。興行収入としては振るわなかったみたいですが、原作のエピソードをほとんど拾いつつ、長尺にならずに終わるという素敵な脚本だと思いました。

感 想 (そして、ネタバレ)

 原作を読んだことがあって、この作品が大好きで、推しキャラがいて、なおかつイメージがかたまっているひとには、アニメをオススメします。完走したわけではないですが、たまたま観た回がすごく良かったので……。なんとなく実写よりも、アニメのほうが許容範囲というかイメージの幅が広いような気がします。

 

 ベナレスから届いた姉の手紙により奉太郎(山﨑賢人)に課せられたミッション。廃部の危機にある古典部を存続させるため「古典部に入りなさい」

 姉さんの声がピッタリでした。なんだか姉と弟の関係性が出来上がっている……というか。姉からの連絡は手紙なので、基本的に一方通行なわけですが、タイミングよく奉太郎に必要な情報を投げてくれていて素敵です。テレパシー……………?

 

 「やらなくてもいいことならやらない。やらなければいけないことは手短に」

 

 省エネに生きることを人生のモットーとしている奉太郎が、古典部に入部して、千反田える(広瀬アリス)と出会ったことで、彼女の好奇心に引きずられる形で謎解きをするなどエネルギー消費の大きい学生生活を送るようになります。

 

 古典部の部活中に、奉太郎が読んでいる本のタイトルが『毒入りチョコレート事件』で、なんか良いなぁって思いました。(おもしろくて好きです)(〈古典部〉シリーズの『愚者のエンドロール』が、たしか『毒入りチョコレート事件』をオマージュしていたはずです。そっちも好き!)

 

 「強くなれ。もしお前が弱かったら、いつか悲鳴も上げられなくなる日がくる。そうなったら そうなったら お前は…生きたまま死ぬ。俺のように。」

 

  部誌『氷菓』→(意味)アイスクリーム、シャーベットなど→ice cream(アイスクリーム)→I scream.

 本当は叫びたかった彼の想いがこめられているんですね。🦋

   

氷菓

氷菓

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