ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『セトウツミ』

 なんとなく気になっていたので、観てみました。Netflixに入ってます。視聴期限が迫っているわけではないのですが……なんだか期限を気にしてばかりいると、本当に観たいものが後回しになってしまうことに気づきました。

 なので、観たいときに観たいものを観ます。でないと、なんだか「夏休みの宿題」みたいに、絶えず背後から迫ってくる「やらなきゃいけないこと」みたいな強迫観念があって、楽しみが半減してしまうような気がしました。

作品紹介

『セトウツミ』は、此元和津也による日本の漫画作品、およびそれを原作とした映画、テレビドラマ。大阪の男子高校生、瀬戸と内海が放課後に川辺で繰り広げる関西弁の会話劇を描いた作品。キャッチコピーは「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」。

映画

2016年7月2日公開。大森立嗣が監督を務め、池松壮亮菅田将暉がダブル主演を務める。

キャスト(映画) 
スタッフ(映画) 
  • 監督:大森立嗣
  • 脚色:宮崎大、大森立嗣
  • 音楽:平本正宏
ロケ地 

瀬戸と内海が時間をつぶす場所は、大阪府堺市堺区戎之町西2丁2でロケが行なわれた。この場所は原作でも使われており、映画の中に原作と全く同じ風景が映るシーンがある。

(ウィキペディア「セトウツミ」より抜粋)

感想とネタバレ

 だらっと、ゆるっと話が進んでいくので、だらっと観ていて楽しめます。おもしろかった!

🐾🐾🐾🐾🐾😼🐱

 瀬戸(菅田将暉)と内海(池松壮亮)が、学校帰りに川辺に座って、ダラダラ過ごす話です。漫画本編では、内海の密かな計画があったり、それを瀬戸が阻止したり……といったドラマティックな展開があるようですが(映画を見ながら検索して、そういう展開なのかなって思っていたら)、映画では一切なかったです。

 でも、そこがイイ!それでイイ!

 

第1話 セトとウツミ

 「瀬戸:神妙な顔してみ」「瀬戸:笑ってもうてるやん」「瀬戸:さっきより笑みこぼれてるやん」

 「瀬戸:ほう!」「瀬戸:ほうほう!!」「内海:そんなもっと大きいのよこせみたいに言われても……」

 「内海:樫村(中条あやみ)さんてお寺の子なんやろ」「瀬戸:袈裟姿みたい〜」

 川辺に佇んでいたおじさんが鳴山先輩の父で、鳴山先輩(成田瑛基)に最後の生活費を渡す場面に遭遇してしまった二人。「瀬戸:めっちゃ神妙な面持ちやで」「内海:お前もな」

 

第2話 アメとムチ

 内海くん、タバコ吸うマネが上手です。

 「瀬戸:でも、いいところもいっぱいあるから友だちやねんけど」「内海:もうアメとムチ使いこなしてるやん」

 

第3話 イカクとギタイ

 「ふしがある選手権」

 ふたりともオオコノハズクのマネが上手です!

 

第0話 内海想の出会い

 瀬戸との出会い。内海くんが聴いていたのは、くるり

 

第4話 先祖と子孫

 夏休み、花火に興じるふたり。私服ですね。

 部屋にデカイ蜘蛛が出て、ネットで調べて木酢酢が苦手ってあったから撒いたら、じいちゃんが出て行った。それから、3日帰ってこない。まぁ、よくあることやねん。

 蜘蛛がいるってことは、エサになるゴキブリもいるってことやで。「瀬戸:泣きっ面にハチや」

 

第5話 瀬戸小吉の憂鬱

 瀬戸のおしりに、ニコニコマークが転写されてる。可愛い。

 距離感が近い瀬戸。少しずつ離れる内海。

 「瀬戸:じゃあ、匹で一番デカいやつってなんなん?」「内海:狼やな」「瀬戸:おお!一匹狼って言うもんな!」

 

第6話 出会いと別れ

 瀬戸の誕生日!バルーンさんと共謀してサプライズで祝うものの、いまひとつ反応の悪い瀬戸。家のネコ(ミーニャン)が死んでしまった……と。ひたすら、なぐさめる内海。

 瀬戸が集めてる「三毛貝シリーズのガチャガチャ」スコ貝とシークレットが出てないって。どれも可愛い。

 「内海:瀬戸。いや俺ペット飼ったことないし、なんて言葉かけていいか分からんけど……でも、命ってのは例外なく終わりを告げるもんやし。それを受け入れる作業って時間がかかるかもしれへんけど…でもな瀬戸、間違いなく言えることは、ミーニャンは、きっと幸せやで」内海ええやつ。

 「瀬戸:この眼鏡かけて、もっかい言って。あとバルーンさんの鼻のやつ」「早く」瀬戸、むちゃぶりすぎる。

 ノーマル三毛貝や。3個目。ここに来て、引きのなさなんなん?

 「バルーンさん:空気読んで、内海」

 

エピローグ 樫村一期の想い

 内海くんに相手にされなくて、平手打ちをかます樫村さん。「どう思ったかくらい言ったら?」「内海:メガネ飛べへんように配慮した樫村さんの当て勘がすごいなと思った」たぶん、樫村さんが聞きたかったのは、そういうことじゃないです。

 カバンからあたたかいミルクティーをだして、おもむろに缶を開けて、瀬戸に渡すのかと思いきや自分で飲みはじめる内海。隣で寒さに震える瀬戸。見つめる瀬戸。その缶を瀬戸に渡してあげて、さらにカバンから取り出したミルクティーを今度は自分で飲む内海。なんで???そこは、普通に分からなかったです。猫舌なのかは知らないけど、熱さを確かめてあげたの???

 なんか『シーサイドモーテル』でも、アイスの飲み口を切れない相方の分を噛み切ってあげて(それは、なんか分かる)、それをそのまま渡さずにひとくち食べて(ん?なんで?)、「はい」って渡すところがありました。なので、そういうものですか?

 

 いろいろ書いてみましたが、ぜんぜん伝わらないと思うので、興味を持たれたかたは観てみて!

 

ネコ出てきます。ミーニャンとミーニャンっぽいネコ🐾🐱