ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」

 ごきげんよう

 映画化帯が巻いてあったのを本屋さんで見かけて、入手していました。ちょうど机のうえから見つかったのと、電車でお出かけのタイミングだったので、移動中に読もうと思います!

  • タイトル:赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
  • 発行年月日:2022年8月7日 第1刷発行、2023年8月24日 第7刷発行
  • 著者:青柳碧人
  • 発行所:株式会社 双葉社

(「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」奥付より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 おもしろかったです!

 Netflixで映画化されているので、てっきり1冊分がまるっと1話かと思いきや、シンデレラ回は4つある短編のうち最初のひとつでした。

 割と原作はアッサリしていました。

 特に、御者役のネズミさんがセリフ少なめというか、自分で考えて動いてくれる優秀なタイプで、舞踏会中チーズだけに心奪われることなく、白馬に変化した仲間の脚を洗ってやったり、馬車本体に付着した血痕部分を齧り取ったりと大活躍です。逆に、赤ずきんさんはダンスにうつつを抜かしていました。

 大きな違いがあるとすれば、映画では赤ずきんさんが率先して事件の隠滅をはかろうとしていました*1が、原作では冷静に事故を処理しようとしているのはシンデレラのほうです。

 映画を観ているおかげで、全編 赤ずきんさんが橋本環奈さんで脳内再生されて、とても楽しかったです。15歳よりは少しお姉さんに見えてしまいますが……………

 シンデレラ、ヘンゼルとグレーテル、眠り姫、マッチ売りの少女(それから赤ずきん)という、童話でおなじみのキャラクターが多数出てきます。存在自体はおなじみですが、キャラクター造形はユニーク。したたかで野心あふれるマッチ売りの少女が、これまでの可哀想で不幸な少女のイメージを覆すくらい意外で良かったです。

 「赤ずきんピノキオ拾って死体と出会う。」という続編も出ているみたいなので、そちらも近いうちに読んでみたいです!

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

☆☆☆あなたが笑顔で過ごせる毎日でありますように!☆☆☆

*1:事件の濡れ衣を着せられそうになっているのを理解したうえで回避しようとしています……賢い!🐥✨