ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」

 こんにちは。

 そういえば、少し前に読んだ「営繕かるかや怪異譚」には続々編の「その参」が出版されています。昨年出版されたばかりなので、しばらくは文庫化しないかもしれませんね。(でも、読みたい)

 そんな気持ちを抱きつつ、家にある積ん読を読み進めます。キュンタくんのしおりにつられて今年購入したコチラ!(ブログの紹介を兼ねてTwitterにあげてみようかな。どうかな。)(………そういえば、TwitterあらためXになったんでしたっけ?今ひとつ馴染まないですね………)

  • タイトル:夜空に泳ぐチョコレートグラミー
  • 発行年月日:令和3年4月1日発行、令和5年5月25日12刷
  • 著者:町田そのこ
  • 発行所:株式会社新潮社

(「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」奥付より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 夏のブックフェアがなければ、もしかしたら手に取らなかったかもしれないです。でも、わたしの手元に来たってことは、きっと何かしらの縁があった。そう思えてしまう……………

 全5話の連作短編集です。

 まだ最初の「カメルーンの青い魚」(女による女のためのR-18文学賞大賞受賞作✨)しか読んでいませんが、すごく良かった!何を書いてもネタバレになりそうなので、少しスペースを開けておきます。興味を持たれたかたは、是非!

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 鑑賞魚といえば、子どもの頃、夏祭りで手に入れた金魚を思い出します。最初のうちは可愛がるのに、いつの間にか母が世話をするようになって、そのうち死んでしまいました。社宅の1階の植込みに、よく金魚のお墓を作ったものです。(今思えば、管理規約的にアウトだったかもしれません……)

 大きくなってからは夜店で金魚を掬うこともなくなりましたが、友だちのMちゃんと一緒に行った縁日で出会った黒い出目金が可愛くて、目があった気がして(気のせい)、久しぶりに掬って帰りました。水のカルキ抜きとか、水槽を調えている間に死んでしまって、とても悲しかった。普通の長細くて赤い金魚は、わりと長生きしたような………。それ以来、金魚は飼っていません。

 タイトルに観賞魚の名前が入っていて、なんだか可愛らしい雰囲気がします。

 これくらいで良いかな………?そろそろ本題に入りましょう。

 すごく好きな感じでした。わたしは、この作品のさっちゃんが好きです。それから、りゅうちゃんも。(そういえばサキコって、父方の伯母さんと同じ名前ですね)(明るくて、優しくて、強くて、良いなぁって思う。良いなぁ。)

 なんとなく終わりかたが切ないなって思いました。わたしの読解力のせいかもしれません。でも、国語の試験に出てきそうです。作者の意図を述べよ………みたいな。(読者の受取りかたに委ねられている……ではダメでしょうか???)

 さっちゃんは、自分たちを(狭い田舎町で居場所を見つけられなかったさっちゃんとりゅうちゃんを)久しぶりに出会ったりゅうちゃんと一緒にペットショップで買った2匹のアフリカン・ランプアイになぞらえたのに、翌日には1匹が死んでしまうなんて……… 

 うっかり抜けてしまったさし歯は元通りになって、そうしたら、りゅうちゃんとの思い出も再び堰き止められてしまう………?

 

 1〜3話までは、すんなり読むことができました。でも、4話目からが………進まない。この作品は、重いというか、身につまされるというか、なんというか………息苦しいです。斜め読みしたり、流し読みしたり、なんとなく概要はつかめたけれど、これを読了と呼んで良いのかは分かりません。「溺れるスイミー」「海になる」本当は、きちんと読了できたと思える状態でブログを公開しようと思っていましたが、しばらく無理そうです。なので、読み進められなかった………というのが今のわたしなので、それを書き残しておこうと思います。そのうち、ちゃんと読めたら、そのときは残り2話の感想をまとめます。(まとめないかもしれません………気分次第です……)

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

☆☆☆あなたが笑顔で過ごせる毎日でありますように!☆☆☆