ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『コンフィデンスマンJP』

 前から気になっていました。

 ドラマは、少しだけ観ていたのかな……でも、次回に続くっていうのは、あまり肌に合わない感じでした。勤務が不規則なので、次も必ず観られるとは限らないですし、気になる状態のまま引き延ばされても、もやもやするだけです。まとめて観たい!(スペシャルドラマは、家族で楽しく観たような覚えがあります)

 そんなこんなで、映画!おもしろかったです!最高でした!

 Netflixでは第1作のロマンス編、AmazonPrimeVideoでは第1作のロマンス編・第2作のプリンセス編の両方を観ることができます!

 親切設計なので、ドラマを観ていなくても楽しめます。とりあえず、主要登場人物の3人・ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)だけ把握していれば大丈夫だと思います。なので、興味を持たれたかたは、是非ご覧ください!

作品紹介

『コンフィデンスマンJP』は、2018年4月9日から6月11日まで、フジテレビ系「月9」枠にて放送されたテレビドラマである。

ストーリー 

コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子・ボクちゃん・リチャードの3人が、悪徳企業のドンやマフィアのボスなど欲望にまみれた金の亡者達から、あらゆる手段を使って金を騙し取る。

(ウィキペディア「コンフィデンスマンJP」より抜粋)

 ご覧になりました? いかがでしたか?

 わたしは、すっごく楽しめました。おもしろかった! ひとりで観たのですが、今度は母たちが家にいるときに一緒に観るのも良いなぁって思います。同じような想いだったら、わたしとハイタッチですね。わぁい!ヽ(*・ᗜ・)人(・ᗜ・* )ノ 

映 画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』

『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』は、フジテレビジョン開局60周年記念作品として、2019年5月17日に公開された。監督は田中亮、脚本はドラマと同じく古沢良太。香港を舞台にし、日本、香港で撮影が行われた。

キャスト(映画第1作) 

スタッフ(映画第1作) 

  • 監督:田中亮
  • 脚本:古沢良太
  • 音楽:fox capture plan
  • 主題歌:Official髭男dism「Pretender」(ポニーキャニオン / ラストラム・ミュージックエンタテインメント)
  • 製作:石原隆、市川南
  • 企画・プロデュース:成河広明
  • プロデューサー:梶本圭、草ヶ谷大輔、古郡真也
  • 撮影:板倉陽子
  • 照明:緑川雅範

映 画『コンフィデンスマンJP -プリンセス編-』

『コンフィデンスマンJP -プリンセス編-』は、2020年7月23日に公開された。8月28日、興行収入が前作『ロマンス編』の29.7億円を超え、30億円を突破したことが明らかになった。撮影はマレーシアのランカウイ島で行われた。

キャスト(映画第2作) 

スタッフ(映画第2作) 

  • 監督:田中亮
  • 脚本:古沢良太
  • 音楽:fox capture plan
  • 主題歌 : Official髭男dism 「Laughter」(ポニーキャニオン / ラストラム・ミュージックエンタテインメント)
  • 製作:石原隆、市川南
  • 企画・プロデュース:成河広明
  • プロデューサー:梶本圭、古郡真也
  • 撮影:板倉陽子
  • 照明:緑川雅範

(ウィキペディア「コンフィデンスマンJP」より抜粋)

 映画第3作の『コンフィデンスマンJP -英雄編-』は、2022年1月14日に公開される予定とのことです。楽しみですね!

感 想 (σ'∀')σ<ネタバレ!

 (というのは、ウィキペディアのキャスト紹介そのものでは……)

 「屍人荘の殺人」もそうですが、犯人や内容が分かってしまうみたいなところ……ありますよね。それこそが、ウィキペディアと言ってしまえば、まぁそうなんでしょうけど。先に見てしまうと、楽しさが半減してしまうかもしれず、もったいないかなって思いました。

 映画を観ていてキャラクターの名前を把握しきれず、たまにウィキペディアに頼ってしまうので、注意が必要だなって……(公式サイトのほうが間違いないかもですね!)

 -ロマンス編-

恋は、いつだって自分を欺くことから始まり

他人を欺くことでおわる

これが世間でいうロマンスというものである。

オスカー・ワイルド

 おもしろかったです!(何回言うの?)

 冒頭に名言が提示されていて、本編が始まって、終わってみれば、すべてがキレイに回収されている。大好きです!

 ダー子が強いところが良いなぁって思います。ヒーローが最初から最後までヒーローであることって大事です。そして、とてもやさしい。筋が通っている感じがします。悪ぶってみても、仲間を見捨てない……のかな?

 お弟子ちゃんが出てきて、キャッキャしているところが可愛いです。そんななか足元をすくわれてしまったら、とても寂しい。仲間に裏切られたり、後ろから刺されたりするようなものですよね。裏切ってしまうほうも、情が移れば気持ちは複雑でしょう。

 でも、そこは……なにせダー子さんですので!

 オセロの白黒がひっくり返るように、最初と最後に見える真実がまったく違っていて爽快でした。お弟子ちゃんが、ちゃんと救われていて良いなぁって思いました。

 

 って言っても、ひとつだけひっかかったのは、ラン・リウさんが騙されていたと気づいて、周りのものに当たり散らす場面。その場には、赤星栄介(江口洋介)もジェシー(三浦春馬)もいないんだから、別にそこまでの演技は必要なかったのでは……? とはいえ、実際にあったことではなく、たぶんこうだったんじゃないかと真相を明らかにする場面だったので、その部分は想像だったのかもしれません。(わたしの読解力が足りない……)

 本当の真相が明らかになったときに、なんとなく(さっきのアレってなんだったのかな?)って思ってしまいました。まぁ、だからこそ余計に最後の祝杯が味わい深いわけで………

 

-プリンセス編-

他人より優れていることが

高貴なのではない

本当の高貴とは

過去の自分自身より優れていることにある

アーネスト・ヘミングウェイ

 こちらも好きな感じでした。

 うっかりガラスの靴をもらったシンデレラが、自身の思いやりと優しさで、本当のプリンセスになっていくような話。

 ダー子、イイキャラクターしてます。それから、ボクちゃんも。なんか、振り回されているだけじゃなくて、ちゃんと自分の意見もあって、ぼやきながら頑張ってるところが良いなって思いました。足を引っ張るキャラクターがいないところも素敵です。

 ハラハラドキドキして、それがちゃんと回収される。

 敵役の赤星栄介(江口洋介)もどことなく憎めません。いつもダー子にしてやられてますが、3人を手にかけたときは心なしか涙を浮かべていたようでもあって……実はダー子たちのことを気に入っていたんじゃありません? なんだかアンパンマンバイキンマンみたいだなって思いました。なんとなく。

 ダー子たちの計画がうまくいって、してやったりという感じなのですが、最後の回想っぽい場面で、実はダー子たちの会話を聞いていたレイモンド・フウが「それは良いアイデアだ!」と彼らの意見を採用したかのように描かれていて、それはダー子たちには知る由もないことなのですが、観客は知っている。だから、これから先の心配は要らないと確信できる。

 そういうところ、共犯関係というか、監督からの目配せというか、なんだか良いなぁって思います。

 

 なんだか、すっかり長くなってしまいました。最後まで読んでくださって、どうもありがとう!💋