ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『パニック・ルーム』

 Netflixで11月30日まで!

 視聴期限が迫っていなかったら、観ることはなかった……かもしれません。(だって、タイトルからして「パニック」ですよ?怖さしかない!)(常にスマホを手にしているので、弟からは集中力がないと思われています。……その通りですよ!)

作品紹介

パニック・ルーム』(Panic Room)は、2002年公開のアメリカ映画。屋敷に侵入してきた強盗たちと緊急避難用の密室「パニック・ルーム」に立てこもった母娘を描くサスペンス映画。

上映時間 112分

ストーリー 

夫と離婚して間もないメグは、11歳の娘・サラと共に、少し前に死去した老富豪が住んでいたニューヨークの豪邸に引っ越してくる。その豪邸は法律上あと数日は入居してはならないと決められていた物件だったが、販売業者のミスでメグ達は予定より早く入居してしまう。

その夜、メグ達が入居していることを知らずに、富豪の遺族の一人であるジュニアが仲間であるラウールとバーナムを連れて邸内に侵入する。ジュニアは屋敷に設けられた緊急避難用の密室「パニック・ルーム」に隠し財産があることを知り、屋敷が人手に渡る前に仲間を連れてこれを秘密裏に奪取しようと考えていたのだった。

強盗達の存在を監視カメラと物音で確認したメグはすぐに事態を察知し、娘と共にパニック・ルームへと逃げ込む。それに対し強盗達は、数々のパニック・ルームの建設に携わってきたバーナムの知識を頼りに、中から出てこさせようと様々な行動に出る。

登場人物・キャスト 

  • メグ・アルトマン 演 - ジョディ・フォスター 主人公。夫の浮気によって娘を連れて離婚し、夫に買わせた近くの大邸宅に引っ越す。しかし引っ越した日の夜に強盗達に襲われ、娘と共にパニック・ルームへ避難する。閉所が苦手。
  • サラ・アルトマン 演 - クリステン・スチュワート メグの娘。11歳。1型糖尿病を患っているため、血糖コントロールが欠かせない。擦れた性格をしており、たまに母の心の奥底を読んでいるかのようなことを言う。懐中電灯によるモールス信号を心得ており、僅かな空気穴から隣家に助けを求めた。
  • バーナム 演 - フォレスト・ウィテカー 強盗の一人。警備会社に勤めており、その知識のため計画に誘われる。もともと温厚な性格で、無人の家だからという理由で参加したが、既に住人がいると知って帰ろうとする。しかし、家族を養うための金がいるんだろうと脅され結局は参加を決める。
  • ラウール 演 - ドワイト・ヨアカム 強盗の一人。バスの運転手が本職。常に黒いマスクを被っている。ジュニアがバーナムに黙って連れてきた。極めて凶暴な性格で、金のためなら人を殺すことも厭わない。
  • ジュニア 演 - ジャレッド・レト 強盗のリーダーで計画の立案者。先頃亡くなった大富豪の甥。死んだおじの隠し財産があると知って、遺産分与が行われる前にこれを奪おうと考える。そしてバーナム、ラウールを誘って無人であるはずの邸宅に忍び込んだ。深く考えて行動するタイプではなく、激昂しやすい。
  • ティーブン・アルトマン 演 - パトリック・ボーショー 有名な資産家で、メグと婚姻関係にあったが、B級アイドルとできたのがバレて離婚調停中。
  • リディア・リンチ 演 - アン・マグナソン(英語版)不動産屋。
  • エヴァン・カーランダー 演 - イアン・ブキャナン 不動産屋。
  • キーニー 演 - ポール・シュルツ スティーブンから通報を受けて訪れた警官。
  • ティーブンの恋人 演 - ニコール・キッドマン(クレジットなし)声のみの出演。

スタッフ 

(ウィキペディアパニック・ルーム」より抜粋)

感 想 (ネタバレはしないつもり!)

 すっごくドキドキします! 無理! 待って!

 普通に考えて、泥棒に入ろうと思った空き家に人が住んでいたら、(いや、普通に考えたら窃盗は犯罪です。ダメ絶対)、とにかく住人がいたら、日を改めたら良いのでは?

 なんで!強行するのですか?(バカなの?)

 夫がいないって、住人が離婚したばかりの母娘ってことは知っているのに、入居していることは知らないなんて!待って!

 計画的なの?無鉄砲なの?どっち???

 

 あなたは、観たことありますか? まだだったら、ちょっとつきあってください! 旅は道連れですよ?

 ドキドキします!気づかないうちに、住人と泥棒がバッタリ鉢合わせてしまうのではないかってところが、いちばん怖い!

 

 

 

 

 

 (ここからは、ネタバレありです。たぶん)

 幸運なことに、引っ越して、ピザを食べて、子どもを寝かしつけて、ワインを飲みながら、お風呂につかって、寝る前に家のセットアップをしていました。(表現は合ってるのかな……説明書を片手に、機械の音声に従って、いろいろ入力して、家中にある防犯カメラを起動させて……でも、よく分からないから続きは明日。って、その気持ちはすごく良く分かります) 寝る前に、枕元に水を用意しておくのは、お国柄? たしかに、睡眠前後の水分補給は大切ですね。

 そんなわけで、防犯カメラが仕事をしていたので、ふと目が覚めて、パニックルームに設置されている防犯カメラが映し出す侵入者たちに気づいて、すぐに子どもを起こして逃げようとします。最初は、1階に向かっているから、犯人たちが邪魔をしなければ外へ逃げるつもりだったのでは……?(逃しておけば良かったのに………)(あらゆる意味で話が終わってしまう)

 エレベーターの下で待ち伏せされて、このままでは捕まってしまう!となったので、娘の機転でエレベーターを緊急停止、上階へ戻って、パニックルームへと逃げ込みます。

 

 って、犯人たちは床から壊そうとしてるし………待って! せっかく引っ越してきたばかりの家なのに。ちょっと、もう! 家の資産価値! というか、手加減というものを知らないの?

 造りがよく分からないのだけれど、いくら床が頑丈でも、パニックルーム自体が頑強でも、その部屋ごと下の階に落ちてしまうことは、ありうるのでは? 建物自体が年代ものに見えるけど、実は鉄筋コンクリート造だったり……?

 

 とはいえ、破壊することはできず………

 静観をきめこんでいると思われたバーナムが、ガスを用意し始めます。なんて悪党! 脅しって言うけど、ヘタしたら死ぬじゃないですか! 

 

 思いきって反撃!(さすが母!)

 そして、今みたいなことはやっちゃダメと娘に教育するのも忘れない。(……さすが母!)(説得力ゼロ!)

 

 そんなこんなで、犯人たちが他所へ行っている間に、パニックルームから出て、携帯を手に入れたり、元夫へ助けを求める電話をかけたりします。そうこうしているうちに、娘の低血糖発作が起こり、危険を承知でふたたび外へ出て注射を用意します。

 

 犯人同士で仲間割れがあったり、銃が出てきたり、夫が単身やってきたり、実は警察も呼んでいたので二人の警官が立ち寄ってくれたり。でも、娘が人質にとられていたので助けを求めることは出来ず……

 そうこうしている間に、犯人たちはパニックルームの床下にあった金庫をあけ、目的の大金を手に入れます。

 

 娘を解放させて、逃げようとする犯人。娘を助けようと立ち向かう母。銃には劣るかと思いきや、鈍器も使いようです。虚仮にされたと反撃しようとするラウール。すでにいろいろやらかしているので、歯止めがききません。今さら、ひとりやふたり……増えてもね。

 いよいよ大ピンチなメグ(ジョディ・フォスター)とサラ(クリステン・スチュワート)! 万事休す……と思われたところに、現れたのは、とっくに立ち去ったと思われたバーナム。自分の子どもと重なる部分があったのでしょうか。そして、ふたたび立ち去ります。そこで、ようやく聞こえてくるパトカーのサイレン。戻ってきた警官・キーニー(ポール・シュルツ)! 市民の味方! なんて頼りになるのでしょう!

 警察官に包囲されて、両手をあげさせられるバーナム。その手からは、手に入れたはずの大金(の価値がある書類)が風で舞い上がっていきます。なにもかもが、切ない。いろいろなものを失って、そして手に入れたものは何もないなんて。

 

 みんな、強盗なんて、やっちゃダメだよ?という制作会社からのメッセージ………なのかな。(やらないよ?)

 

 最後の、黄葉の舞い落ちる穏やかな晴れた日に、メグの膝にあたまを乗せながら、住宅情報誌を眺めるサラ。なにもかも、怖いことは過ぎ去って、新しい生活が待ってる。いつもの日常が戻ってきた……って感じで安心しました。

 

 おもしろかったですね!🦋