ドラマ『熱海の捜査官』

　こんにちは。お疲れさまです。

　なんとなく気になったので観てみました。たぶんリアルタイムでは視聴していなくて、今回が初です。AmazonPrimeVideoにて配信中！今から12年前の作品ですね。干支が一周してる？！

作品紹介

『熱海の捜査官』（あたみのそうさかん）は、2010年7月30日から9月17日まで毎週金曜日23:15 - 翌0:15に、テレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演はオダギリジョー。

登場人物

広域捜査庁

星崎剣三（ほしざきけんぞう）演 - オダギリジョー　本作の主人公。33歳。意味不明な単独行動が災いし、「東京の事件」の担当から外され、3年前のバス消失事件を調べるために南熱海市に派遣された広域捜査官。

北島紗英（きたじまさえ）演 - 栗山千明　星崎の相棒として南熱海市に派遣された広域捜査官。29歳。階級は警視正。立場は星崎の上司だが、敬語を使って接している。

坂善正道（さかぜんせいどう）演 - 田中哲司　本庁の切れ者鑑識官。星崎曰く「（頭が）切れすぎて痛いくらい」。星崎とは知り合いで、星崎の捜査力を認めている。遺留品や証拠品の鑑定結果は一度しか言わない主義。過去は振り返らない性分。非常に早口。

南熱海警察署

拾坂修武（じゅうさかおさむ）演 - 松重豊　署長。

桂東光子（けいとうみつこ）演 - ふせえり　警察署唯一の女性警察官。既婚。笑い方が独特。

犬塚発見（いぬづかはつみ）演 - 少路勇介　真面目な署員。気が利き、要領が良いため、坂善に気に入られていた。

永遠の森学園

新宮寺有朋（しんぐうじありとも）演 - 山中聡　学園唯一の送迎バスの運転手。3年前のバス消失事件の発覚後、畑を全裸で疾走しているところを保護された。

東雲麻衣（しののめまい）演 - 三吉彩花　行方不明になった後、唯一発見された女子生徒。モデル並みの長身の美少女。「秘密の写生クラブ」メンバー。

椹木みこ（さわらぎみこ）演 - 山田彩　行方不明の女子生徒の1人。「秘密の写生クラブ」メンバー。

月代美波（つくよみなみ）演 - 佐倉絵麻　行方不明の女子生徒の1人。「秘密の写生クラブ」メンバー。

萌黄泉（もえぎいずみ）演 - 岡野真也　行方不明の女子生徒の1人。「秘密の写生クラブ」メンバー。

四十万新也（しじましんや）演 - 山﨑賢人　学園における数少ない男子生徒の1人。美少年。口数が少ない。

甘利レミー（あまりレミー）演 - 二階堂ふみ　市長の娘。高飛車でワガママ。キレると口調が荒っぽい。小柄な童顔の美少女。「秘密の写生クラブ」メンバー。四十万の腹違いの妹。

味澤宙夫（あじさわそらお）演 - 染谷将太　数少ない男子生徒の1人。オドオドした様子で女生徒に敬語を使い、女生徒からの扱いが悪い。

野々山まどか（ののやままどか）演 - 岡本紗里

来宮琴（くるみやこと）演 - 野口真緒

熱田水（あつたみず）演 - 相楽樹

大瀬遙（おおせはるか）演 - 荒木美裕　生徒達。

南熱海の住民達

伊藤奈々子（いとうななこ）演 - 小島聖　レストラン「ボリューム」で働くウエイトレス。実は拾坂の元カノ。「秘密が多すぎて」別れた模様。客の会話を盗み聞きし、店の話題にするのが好き。

平坂歩（ひらさかあゆむ）演 - 萩原聖人　環境保護団体NPO「空と海と虹の会」代表。団体の本部は道路建設予定地にあり、市長・朱印頭・藁久保に再三立ち退くように脅されているが、一向に気に留めていない。自ら水質調査などに出かける行動派。

スタッフ

ナレーション - 伊武雅刀

脚本・演出 - 三木聡

音楽 - 坂口修

主題歌 - 東京事変「天国へようこそ」（EMIミュージック・ジャパン/Virgin Music）

(ウィキペディア「熱海の捜査官」より抜粋)

感想 (ネタバレも？！)

　ミステリーで始まり、ホラーで終わるって感じでした。あるいは、サスペンス。スリラー。スピリチュアル。(←それだ！)

　多くの謎が残されており、視聴者のあいだでは様々な推測がとびかっていたとか。「公式の謎解きの場」として公認Twitterアカウントが開設されています。(今でも読むことができます！)

　あ！オカルティックも追加しておきますね！

　真剣に謎解きに取り組んでも良いし、深く考えずに楽しむだけでも良いと思います。ウィキペディアには「架空都市である南熱海市を舞台に、1人の元失踪者が意識を取り戻したのを機に進展を見せた3年前の女子高生失踪事件の謎を、広域捜査官・星崎剣三が追求していくミステリードラマ。」とありますが、序盤で桂東(ふせえり)さんが拾坂(松重豊)署長に受話器を渡すとき宙に浮かせてみせたところで、わたしは「コメディ」だと理解しました。あらゆることを深く考えてはいけない。謎解きは、登場人物に任せておけば大丈夫なのです。星崎(オダギリジョー)さんは、いつも「あー、大体分かりましたよ」って言ってますし……

　犯人や事件についてのネタバレはミステリーの作法に反するので、あとは好きな場面について語ってみます。

最初の場面：道路に倒れたひとを救出するために運転手がサイドブレーキをひいてバスを停め、そちらの対応をしているあいだにバスが動き出し、乗っていた女子校生たちとともに行方不明になってしまいます。先の見通せない濃い霧、バスの側面には「永遠の森学園」の文字。やたらと不穏じゃないですか？なんだか「永遠の森」って、霊園の名前にありそうで。そっか、学園なんですね。由縁を知りたい……
銃撃戦：カッコ良かったので……
旅館の料理がおいしそう：帰りが遅くなっても、料理を用意してくれるなんて、ものすごくステキな旅館です！引き上げるときには、似顔絵クッキーまで！(お上手です！)(でも、実際に遭遇したら戸惑いしかない……)
桂東さんと星崎さんのバトル：ひたすら地味に闘っています。桂東さんのイタズラを星崎さんがひたすら回避していくという闘い。なんだかんだ仲の良いことです。
ウェイトレスの奈々子(小島聖)さんがカワイイ：奈々子さんがカワイイのです。
架空の都市南熱海市：ずっと熱海ってこんな感じなんだと思っていましたが、架空の都市が舞台でした。でも、熱海にヤシの木ロードはあるらしい。行ってみたいです！海があって、坂があって、山もある？！気候が穏やかで、過ごしやすいイメージがあります。きっと食べものもおいしいはず！
耳馴染みの良い不穏な楽曲：ずっと背後でかかっている曲が気になります。エリック・サティ「グノシエンヌ第１番」とのこと。どこかで聴いたことがあります。おそらくミステリー作品で。シャーロック・ホームズかもしれないけれど、どちらかと言えばミス・マープルかな……ポワロっぽい気もします*1。でも、どうだったかな……自信はないです。この作品の雰囲気にも合っていて、大好きです。
主題歌がカッコイイ：東京事変「天国へようこそ」これが、すべての謎の答えでは？思わず歌詞を検索してしまいました。(いや、そんなこともないのかな？) エンディングに出てくる「このドラマはフィクションです」のテロップも毎回少しずつ違っていて*2、そういうところも楽しいです。見逃せません。全8話です！