こんばんは。お疲れさまです。
今月は「Disney+」推しの我が家です。弟が加入してくれたので、「せっかくだから、いっぱい観ましょう!」という気持ち。
実を言えばわたし*1、スマホで遊べるパズルゲーム・ツムツムを地味に楽しんでいるのですが、少し前にガチャで手に入れたキャラクターが22番。ちょっと困ったように見える顔が可愛くて、育っていなくても割と強そうなのが気に入っています。作品もそのうち観たいなって思っていたので、ちょうど良かった!
作品紹介
『ソウルフル・ワールド』(原題:Soul)は、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作によるアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション・ファンタジー・アドベンチャー映画。Disney+にてアメリカ合衆国と日本で2020年12月25日に配信された。監督はピート・ドクター。
上映時間 101分
概 要
ピクサーの長編映画としては、同年に上映する『2分の1の魔法』に次ぎ1995年公開の『トイ・ストーリー』から数えて23作目となる。
人間が生まれる前に「どんな自分になるか」を決めるソウルの世界を舞台に、そこへ落下したジョー・ガードナーとソウルの世界に住む22番の2人を主人公に据え、ジョーが地上へと戻るために2人が繰り広げる冒険を軸に、人生の素晴らしさや煌めきなどといったことが深く描かれている。
本作は、第73回カンヌ国際映画祭の公式セレクションとして他55作品と共に公式選出された。
キャッチコピー
- もしも「どんな自分になるか」を決める場所があったとしたら…?
- ソウルの世界へ、ようこそ!そこは「どんな自分になるか」を決める場所…の、はずだった―
登場キャラクター
- ジョー・ガードナー(Joe Gardner)本作の主人公。ジャズ・ピアニストを夢見る中学校の音楽教師。一人称は「俺」。
- 22番(22)本作のもう1人の主人公。ソウルの世界に暮らす人間嫌いのソウル。一人称は「私」。
- ムーンウインド(Moonwind)ソウルの世界に暮らすソウルの一人。迷いを抱いているソウルを手助けしている。
- カウンセラー・ジェリー(Counselor Jerry)ソウルの世界の住人。生まれたばかりのソウルを導く。複数存在するが全員、固有の名前を持たない。
- テリー(Terry)ソウルの世界の住人。ディズニー・ヴィランズのポジションで死亡者のソウルの数を計算している。死亡認定されているにも拘らず処分場から抜け出したジョーを追っている。
(ウィキペディア「ソウルフル・ワールド」より抜粋)
絵柄に違和感がなくて、おもしろそうだなって思ったかたは是非!ネコも出てきますよ!可愛いです!
ソウルの世界……とか、そういう設定が無理そうなかたには、あえてオススメしたりはしません。それぞれ信じるところはあると思うので。宗教的な部分は置いておいて、フィクション(まぁ、だいたいの映画はフィクションですし、ノンフィクションをうたっている作品であっても監督のフィルターを通した「ある意味」フィクションだと思われますが……そのあたりを語ると長くなるので、それも置いておく)として、あるいはファンタジーとして、この作品の中では「そういうもの」なんですよって納得できるかたは楽しめると思います。
今のわたしにとっては、楽しかったです!
感 想 (ネタバレも!)
もう出だしから興味を惹かれてしまいます。いつも通りがいつも通りじゃない感じ。「星に願いを」のメロディーにのせて、ディズニーのシンデレラ城*2とWALT DiSNEYが大写しになる場面*3。 映像は「いつも通り」なのに、演奏が「どうしちゃったの?」とりあえず、みんな深呼吸して? 落ち着いて? っていうか、とりあえず息を合わせようか?ってくらい、合っていなくて、なんというか気合が感じられなくて、ひどい。………そう、ひどい。
そのまま映画本編につながって、主人公のジョー・ガードナーが指導している中学校の子どもたちの演奏だったってことが分かります*4。子どもたち自由すぎる。のびのびしていると言えば、聞こえは良いけれど……
子どもたちに音楽の楽しさを伝えたい。自分が子どものときに受けた衝撃、いつかジャズピアニストとして演奏したいという想い。それでも、生活のために、中学校の非常勤講師として働く毎日。正規職員として採用されるかも?というニュースには、母親がとても喜んでくれます。
そんななか、ニューヨークで1番有名なジャズ・クラブで演奏するチャンスを手に入れます!憧れのステージ!なのに、浮かれ気分で街を歩いている最中にマンホールへ落下。ソウルの世界へ迷い込んでしまいます。本来なら、死んでしまうはずだったかもしれない。でも、まだ死ねない。死にたくない。
そこで、どういう手違いか、自分のやりたいことが見つからず何百年もソウルの世界に留まっている22番のメンターをつとめることになり、地上へ戻る手がかりになると信じて、彼(あるいは彼女)のきらめきを見つける手伝いをします*5。
でも、なかなか見つからず……通行証のないまま、ソウルの世界と現世との境界線があいまいになる場所・時間帯にムーンウインドの協力で、なんとか元の世界に戻ることに成功します!
気づけばジョーは、セラピーキャットの自分に気づきます。自分の体には、22番が!? なんということでしょう! 約束の時間までに、身なりを整えて、クラブへ行かないと!!!
ジョーは元に戻れる? 22番は、ほしい答えを得ることはできる? 興味のあるかたは、映画をどうぞ!(あるいは、ウィキペディアのあらすじ紹介に詳しく載っています)
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ジョーの行きつけの床屋さんの店主の話、夢を叶えることはできなかったけれど、今の仕事は天職だと思ってる。って言えるくらい、自分の仕事にやりがいと誇りをもっているのは素敵だなって思います。ジョーは、どうなのかな? 憧れのステージは、どうだったのかな? 夢の舞台だったとしても、プロにとっては、明日もその次も同じことが続いていく。
通行証をジョーに渡してしまったことで、さまよえる存在になってしまった22番に会いに、ジョーは一心に演奏します。そして、彼女(あるいは彼)を探し出します。産まれるために「きらめき」が必要かって? そんなの、なくていい。準備ができたときに、きっと空白が埋まるんだよ。22番は通行証を手に地上へ。ジョーは、今度は穏やかな気持ちで例の階段の上へ。
そこへジェリーがやってきて、うまく処理しておいたよ……と現世へ戻してくれます。ジョーは、これからどう生きる?
「一瞬、一瞬を大切に生きるよ!」
*1:割と気に入っている言い回しです。谷山浩子さんの「ピヨの恩返し」の歌詞にあるんですよ♬
*2:って検索したら、シンデレラ城ではないらしいのですが……
*3:東映なら海で波がザッパーンって感じだし、あとは何があるかな……虹色に光っているのは東映、松竹は山(富士山?)、Pixarは動くライトで、コロンビアは芸術の女神(?)、20th CENTURY FOXはライティングされた巨大ロゴ(建造物風味)、我らがLDHは太陽系宇宙で、レジェンダリーはレジェンダリーって感じですね。
*4:この流れが好き!
*5:ソウルの世界のカウンセラー・ジェリーたちが、なんだか気に入ってしまいました。なにかに似てる。どこかで見てる。新書か文庫の表紙だとか大好きな(大好きなはずなのにとっさに出てこない)詩の本みたいな………。言葉を変えて、あれこれ検索したら判明しました。わたしが思い出したかった名前は「パウル・クレー」クレーの天使が好きです。谷川俊太郎さんの絵本がありますね。