ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『唐人街探偵 東京MISSION』

 大家好

 ダージャーハオ!(みなさん、こんにちは!)

 Netflixで配信が始まりました。劇場へ観に行くきっかけを見失ってしまったけれど、たしか気になっていたような気がします!わぁい!

 2021年公開なので、今から2年前ですね。

作品紹介

『唐人街探偵 東京MISSION』(とうじんがいたんてい とうきょうミッション、中国語原題:唐人街探案3)は、2021年の中国映画である。別邦題『僕はチャイナタウンの名探偵3』。チェン・スーチェン(陳思誠)監督、ワン・バオチャン(王宝強)、リウ・ハオラン(劉昊然)主演の『唐人街探偵(中国語原題:唐人街探案)』シリーズの第3作目である。

キャスト

  • タン・レン(唐仁): ワン・バオチャン(王宝強)本シリーズの主役。自堕落な性格で、大ボラ吹きの自称探偵。もともとバンコクの中華街に在住していた。甥のチン・フォンとチームを組んで難事件の解決に当たる。中国語とタイ語が話せるが、英語は話せない。
  • チン・フォン(秦風):リウ・ハオラン(劉昊然)(幼少期:リン・ムーラン(林沐然))本シリーズのもうひとりの主役で、中国の警察学校の学生。叔父のタン・レンとのチームで推理アプリ「CRIMASTER」世界第2位。驚異的な記憶力と推理力を発揮するが、滑舌が若干悪く、緊張すると言葉に詰まり始める。
  • 野田 昊(のだ・ひろし):妻夫木聡 日本の男性探偵で、本作では主役。キザなナルシスト。チン・フォン、タン・レンのチームと推理アプリ「CRIMASTER」世界第2位の座を争っている。日中混血で日本語と流暢な英語、中国語が話せる。実家は裕福で、母親は日本で最も財産を所有する女性である。
  • ジャック・ジャー(傑克・賈):トニー・ジャー タイの探偵で元刑事。推理アプリ「CRIMASTER」世界第9位。今回はCRIMASTERの謎を解くために、密室殺人の謎解きに挑戦する。
  • KIKO:シャン・ユーシエン(尚語賢)推理アプリ「CRIMASTER」世界第5位の香港の女性探偵で、ハッキングを得意とする。前作では髪の色が緑だったが、本作では赤や紫に変わっている。
  • リン・モウ(林默):ロイ・チウ(邱澤)タン・レンの弟子で、別名「林黒犬」。推理アプリ「CRIMASTER」世界第4位。タン・レンが日本から密航船でタイに戻った際に、手助けをする。
  • スノー(思諾):チャン・ツィフォン(張子楓)1作目に登場した謎の美少女。本作では、密航船でバンコクに戻ったタン・レンに、教会で事件解決のヒントを与える。

(ウィキペディア「唐人街探偵 東京MISSION」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 おもしろかったです!

 タイトルが表示されたときに「………もしや?」と思った通り、シリーズ3作目でした。前作、前々作を観ていませんが、今作は今作で楽しめます。これまでのシリーズを知っていれば、より楽しさが増したかもしれません。が、知らなくても問題のない親切設計です。イイネ!💓

 タン・レン(漢字表記∶唐仁)(ワン・バオチャン)は、チンの叔父で自称探偵。チン・フォン(漢字表記∶秦風)(リウ・ハオラン)は、ウィキペディアによると警察学校の学生で、叔父とのタッグで推理アプリ「CRIMASTER」世界第2位。このふたりが、シリーズ通しての主役のようです。今作では、日本の探偵 野田昊(のだひろし)(妻夫木聡)も主役に加わっています。

 冒頭、幼い頃の出来事やこれまでの経験などが混沌とした夢を見て、うなされるチン。そんな彼の様子に気づかず、食べものを勧める叔父のタン・レン。ふっと目が覚めて、夢の続きとばかりに、うっかり叔父を殴りつけるところから始まって、なんというか凸凹コンビっぷりが伝わってきました。「殴ったな?」「殴ってないよ」「夢だよ」(いや、明らかに殴ってましたよ…?🤔) このやりとり、最近どこかで目にしたような………?

 タン・レンとチン・フォンのふたりは、日本の探偵 野田に招聘されて、日本のヤクザ・黒龍会の組長 渡辺勝(三浦友和)の依頼を受け、彼の冤罪を晴らすべく、密室事件を解決しようとします。すでに片づけられた事件現場を見て、被害者の遺体を検め、解決へのヒントを探ろうとする探偵チーム。そんななか、重要参考人である被害者の秘書が拉致され、身代金を要求されます。野田が用意した現金を手に、それぞれが引き渡し場所へ向かいますが、タイの探偵ジャック・ジャー(漢字表記∶傑克・賈)(トニー・ジャー)と野田は、途中で失格となります。監禁場所まで辿り着いたのは、タン・レンとチン・フォンのふたり。そこで、事件は新たな局面を迎えます。

 果たして、密室の謎は解けるのか?!

 興味を持たれたかたは、是非!

 

 展開が早くて、あっという間に感じます。それから、きちんとミステリー。最初は、重要な証拠品であるはずの◯◯を素手で触る探偵の面々と刑事にビックリしましたが、まぁ、それはそれ。謎解きの展開は王道でした。きちんと筋道を立てて、解決が提示されます。良き。

 ポイントは「救急車で搬送したわけではない」というところ。(………119番通報したのでは…?)

 空港でのドタバタ追跡劇、中華街にある(何故か脱衣所がない)温泉施設、事件現場である居水堂、秋葉原のコスプレパレード、渋谷のスクランブル交差点など、日本っぽさが盛り込まれていて楽しいです。あとは、剣道着と防具を身に着けて竹刀を持った敵と力士タイプの敵が出てきます。

 みんなでコスプレする場面では、野田が聖闘士星矢、ジャックがちびまる子ちゃん、タン・レンとチン・フォンは中国アニメ「ひょうたん童子」チン・フォンのほうは絶対に女装だと思って検索したら、ひょうたん童子は7人兄弟で、つまりは全員男子でした。なるほど?(そして気になる)

 惚れっぽくて、腕力はあるけれど頭脳派タイプからは程遠いタン・レンが面白いです。甥のチン・フォンのほうが探偵に向いている。彼は頭脳派なので、やたらと話が早いです。言葉にして打ち合わせしなくても、チン・フォンと野田の間では伝わっていたりする。無駄がない!

 こんな感じかな………

 スノー(漢字表記∶思諾)(チャン・ツィフォン)が可愛いです。それから、KIKO(シャン・ユーシエン)(尚語賢)も奇抜な髪色だけれど似合っていて、さらに有能なので大好きです。実地検証するあたり、説得力がありますね。(普通に指紋を調べるのではダメだったのかな。まぁ、でも素材によってはキレイに残らないこともあるだろうし、説得力に欠けますか………?)(それに対して、特殊な蛍光塗料というのは非常に分かりやすい。少しでも触れていたら、間違いなく残るはずです✨)

 日本の俳優さんたちも多く出演されていて、そのあたりも興味深いです。それと、杏奈の母・林奈(ジャニス・マン)(文詠珊)が好みです。疲れた感じの薄幸美人かと思いきや、検索したら意外とお若い。そして、快活な感じです。

 

 長くなったので、最後に印象深いやりとりを引用しておきますね。

タン・レン「人々の幸せと平和を祈るよ 和は富をもたらす」

チン・フォン「タンのこんな思慮深い発言、初めて聞いたよ」

 仲良い家族だな!(叔父&甥)

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

☆☆☆あなたが笑顔で過ごせる毎日でありますように!☆☆☆