ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

とんでもない方向音痴のエピソード

 안녕하세요

 アンニョンハセヨ〜 (こんにちは)

 今回とりあげる「みんなのお題」は、「とんでもない方向音痴のエピソード

 インパクトの強すぎる出来事だったので、きっと、前に、どこかで書いているような気がしましたが、自分のブログ内を検索しても見つかりませんでした。「迷う」「迷子」「迷った」でも見つからないということは、書いていない………?

 もうすでに読んだことがあるかたは「おばあちゃん、前にも聞いたよ」って思いながら、あたたかく見守っていてください。(いつ頃のどんな記事で書いていたか、こっそり教えてください…)

(イラストAC/はりうーさん)

 友だちのMちゃんと比べれば地図が読めないわたしですが、世間一般で見れば、それなりです。最近はスマホもありますし、ランドマークを目安にしながら、初めての場所でも辿り着ける自信があります!………辿り着けるはず……だったのに……

 あれは、わたしが看護学生だった頃です。

 初めての実習先病院に向かっていました。検索で出てこないバスをあてにするのは不安なので、最寄り駅で降りて、そこから20分くらい歩く予定。駅からの方向と線路の位置関係を確認して進みます。迷いなく。何個目かの道路を渡って、曲がって、そろそろ辿り着けるはずなのに、建物が見えても良さそうな頃なのに、どう考えても住宅街に入り込みそうな………待って、今どこ?

 すぐ近くの交差点に書いてある名前を地図から探して………探して……?駅から目的地までの間に、そんな名前の交差点はないのだが………?

 たまたま近くを通りかかった、犬の散歩中の高齢男性に道を尋ねてみました。「◯◯病院へは、どう行ったら良いですか?」あっちだよ………と教えてくれたのは、まったくの反対方向で………

 待って!それなら、ここから、どう行ったら良いの? 軽くパニックになりかけつつ、そう、わたしの手許にあるのはスマートフォン。ということで、GPS機能をオン!そして、あらためて経路案内をオン!

 駅から、まるっと点対称の位置にいました。

 なんということでしょう………?!

 とはいえ、余裕を持って出てきているので、ここから走れば間に合いそうですよ。頑張りましょう!

 っていう、一連の狼狽えっぷりを少し離れて見守っていてくれたおじさんが、送ってあげるからちょっとついておいでって。大丈夫です。走ります。いやいや、すぐだから。(………近道が?!) まぁ、散歩をするひとに悪いひとはいないので、ついていきました。

 そしたら、◯◯病院は通っているから、よく知っているんだよと車で送ってくれました。おかげさまで、遅れる連絡をしたのに、余裕で辿り着いてしまった。ありがとう、名も知らぬおじさま。

 国家資格をとって、就職も決まって、仕事を始めてから初めての連休で、ちょっとした菓子折りを持って、おじさまを再訪しました。場所を覚えているか不安だったのですが、◯◯病院の点対称な位置なので、なんとか辿り着くことができました。突然の訪問だったので、かえってご迷惑だったかもしれません………(連絡先も知らず、名前も知らなかったので、コンタクトの仕様がなかったのです) でも、あらためて感謝の気持を伝えることができて、ようやく完結した気がしました。「袖振り合うも他生の縁」と言いますからね。

 困ったときに優しくしてもらえたことは、わたしの人生をあたたかく照らしてくれている気がします。おじさまは、ご自身が思っている以上に大きなものをくださいました。人生への信頼のようなもの。ひとへの寛大さ。感謝しています。

 わたしも、困っているひとがいたら声をかけてあげたいと思う。ギブ・アンド・テイクって言葉は、あまり使いたくないですけど、優しくされた経験があるからこそ、誰かに優しくできるという部分は確かにあると思います。

 「ネコちゃんは優しいね」と言われると、あのときの優しさを他の誰かに返してあげているような気持ちになります。きっと優しさは世界を巡っている。いつか、おじさまにも届くと良いです。

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

☆☆☆あなたが笑顔で過ごせる毎日でありますように!☆☆☆

お題「とんでもない方向音痴のエピソード」