ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

ドラマ『ブラームスは好きですか?』

 안녕하세요

 アンニョンハセヨ~ (こんにちは)

 次に何を観ようか考えたときに、気になる作品はどれも1話あたりが1時間強で全16話とかあって………長いな……と。

 それでバラエティに手を出したと言うのに、なんでまたわたしは全32話の作品を観始めてしまったのでしょうか………? (バカなのかな?)

 でも、1話あたり30分弱なのでサクッと観ることができます。ウィキペディアには全16話(70分)とあったので、半分くらいに分割されているのかもしれません。短くても話数が多いと躊躇しますし、かといって1話あたりが長いと視聴を始めるにあたってのハードルが微妙に上がるし………悩ましいところです……

作品紹介

ブラームスは好きですか?』(ブラームスはすきですか?、朝: 브람스를 좋아하세요?)は、2020年8月31日から2020年10月20日までSBSで放送されていた大韓民国のテレビドラマである。

  • 脚本 リュ・ボリ
  • 演出 チョ・ヨンミン、キム・ジャンハン
  • 音楽 キム・ジャンウ
  • 制作 スタジオS

出演

  • チェ・ソンア:パク・ウンビン ヴァイオリニスト。
  • パク・ジュニョンキム・ミンジェ 天才ピアニスト。
  • ハン・ヒョノ:キム・ソンチョル チェリスト
  • イ・ジョンギョン:パク・ジヒョン ヴァイオリニスト。ヒョノの婚約者。
  • ユ・ドンユン:イ・ユジン ソンアの友人。ヴァイオリン調律師。
  • カン・ミンソン:ペ・デビン ソンアの友人。

カメオ出演

  • スン・ジミン:ユン・チャニョン ピアニスト・ジュニョンのライバル。
  • チョ・スアン:パク・シウン(HIGH-UP GIRLS)ヴァイオリニスト。

(ウィキペディアブラームスは好きですか?」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 Netflixで配信中。全32話。

 1話あたり30分なので、サクッと観ることが出来ます。ストーリーは続いていくけれど、どこで中断しても大丈夫。謎が持ち越されることはありません。行き違いやら誤解やら、そういうのはありますが、割と「話し合おう」が多いので………やっぱりコミュニケーション大事です。

 勝手に相手の気持ちを分かった気になったり、解釈をつけて納得したり、そういうのが良くない。そもそもの前提が誤解ですし………

 とはいえ、そういう些細なすれ違いが大きな亀裂になっていくのは、見ていてゾワゾワしますし、ストレスフルなので、途中で「あ!コレは無理かも!」ってなりました。でも、せっかく途中まで観たので、思いきって続きを観てみたら、身構えたようには誤解が重なっていかなかったので良かったです。

 

 ソンア(パク・ウンビン)は大学で経済学部に所属していましたが、サークル活動でヴァイオリンに出会い、楽器に魅せられ、何浪かして音楽学部に入学します。ヴァイオリンへの愛と上手になりたい一心で、楽器と向き合っています。でも、周りは才能あふれる年下ばかり。コンサートでは、音が大きすぎるという理由で外されてしまいます。そんな彼女が、インターンとしてキョン文化財団で働き始め、ピアニストのジュニョンに出会い、友だちになって、いろんなことに傷ついたり、悲しんだりしながらも、成長していきます。

 イ・スギョン(ペク・ジウォン)教授に大学院への進学を勧められたり、チェンバーに誘われたりと、卒業後の進路について考えることができたかと思いきや、チェンバーは総務の仕事で誘われただけでメンバーではなかったり(「メンバーになれるのは上手な子だけよ」って、スギョン教授………無意識にグサグサ傷つけるのが上手すぎる……)、ただ事務仕事の能力を買われてのことだったり、周りとの実力差は明らかで、どれだけ頑張っても小さい頃からヴァイオリンを始めてきた子たちとの練習時間の差は埋められないということに辛くなったり……………わかる…… 

 ジュニョン(キム・ミンジェ)が、誠実で、優しくて、安心できます。行き違いがありそうなときは話し合おうとするし、相手を傷つけないように配慮するところは紳士的。子どもに寄生するタイプの父親に金銭面で苦労させられているけれど、そのことが彼の性質に影を落としていないところも良いです。彼にはピアノがあって、それが慰めになったのかなって。

 

 件の回、ジュニョンはどこから聞いていたんだろう………と思ってハラハラしましたが、誤解の余地がないくらい最初のほうから立ち聞きしていて、逆に良かったなって。(うっかり小耳に挟んでしまう展開が多いです。そこからの誤解。ちゃんと聞いて!そして、気になるなら本人に確認して!という気持ち………🐥💦) 

 

 でも、最後まで完走してみれば「良かったね」って終われる作品で良かったです。完全にネタバレですけど、最終回間際に交通事故とか、記憶喪失とか、そういうのはありません。割と普通に穏便に終わります。(あるひとは亡くなります………)

 たぶん、もっと若いときに観ていたら、この結末には納得しなかったかもしれません。もっと「しあわせな展開」が良いのに………って思ったかもしれない。でも、今はオトナなので(婉曲表現)、これ以上ないくらい現実的で良い終わりかただったなって思います。自分に自信のなかったソンアが、それでも胸を張って、前を向いて、新しい道を歩んでいける。自分でも理解しきれていないカタカナ語を使うと話がとっちらかりそうですが、「エンパワーメント」という言葉を思いました。(たぶん合っていると思います………)

 周りに流されず、自分で納得できるところまで挑戦して、そのうえで最終的に自分で決めた。手放す必要はなかったんじゃないのかなって、いつまでもピアノをやめることができないでいるわたしなんかは思ってしまいますが、それも決断です。楽器に魂があるなら、弾かれずに、ずっと放っておかれるほうが悲しいですよね。

 

 地味に良いなぁって思ったのは、弦楽器をやっているひとは右手に指輪をはめるってところ。左手は楽器を持つから、傷つけないように、弓側にってことでしょうか………。指輪をはめようとしたときに、相手が左手を出したのを戻して、右手にはめてあげたところが、すごくキュンとしました。演奏家として扱っている感じ。もう、すごく好きです!

 ↑↑↑↑↑この辺り。いろいろ伏せましたけど、バレバレかもですね。だから、最初にネタバレって書いたじゃないですか。いつもそう言っておいて、そこまでネタバレはしませんが………いろいろ察してしまったかたには、ごめんなさい。

 興味を持たれたかたは、是非!

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

☆☆☆あなたが笑顔で過ごせる毎日でありますように!☆☆☆