ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『ダンボ』

 こんにちは。お疲れさまです。

 少し前に「ピンクのゾウ」の話をしたと思います。気になったのでウィキペディアで調べたら、ピンクのゾウが見える "Seeing pink elephants"は「アルコール飲料による酩酊や麻薬などによって起きる幻覚症状の婉曲表現である」とのこと。

 そして、続きには「ここから転じてデリリウム・トレメンスなど、ピンクの象をキャラクターとして使用している酒などもある。また、ディズニーのアニメ映画『ダンボ』(1941年)でも、酔っ払ったダンボがピンクの象の幻覚を見るシーンがある」ということで、せっかくDisney+に入っていることですし、確かめてみました✨(ニコニコ大百科(仮)には「ピンクの象とは、ディズニー映画「ダンボ」に登場する恐怖映像である」「みんなのトラウマ」って。そうかな。そうなの?)

作品紹介

『ダンボ』(原題:Dumbo)は、1941年、ディズニー制作のアニメーション長編映画作品。またその主人公である子象の名前。アメリカでは1941年10月23日に公開している。日本では『空飛ぶゾウ ダンボ』という題名で1954年3月12日に公開された。

上映時間   64分

キャラクター

  • ダンボ(Dumbo)大きな耳を持つ象の赤ちゃん。劇中では言葉は発さず、くしゃみと鳴き声のみ上げている。
  • ジャンボ(Mrs. Jumbo)ダンボの母親。
  • ティモシー(Timothy Q. Mouse)鼓笛隊の格好をしたネズミ。

(ウィキペディア「ダンボ」より抜粋)

感 想 (ネタバレ……なのかな?)

 そういえば、2019年にティム・バートン監督で実写映画化されているんですね。主人公のダンボは、モーションキャプチャとのこと。そちらも気になるといえば気になります。でも、ティモシーはいないって。(……それならいいかな…)

 あ!わたしはティモシーが好きです!作品の良心!

 キャラクターとしてのネズミは正義なんです。きっと。なにせディズニー作品ですから。

 小さい頃、絵本を持っていたので話自体は知っていました。でも、ピンクのゾウが出てくる場面は、そんなに覚えていません。オトナになった今では、それほどトラウマでもなく……そっか酔っ払ってしまったんだねって感じです。ピンクのゾウがいっぱい出てきて、二足歩行したり、演奏したり、踏んだり踏まれたり、つぶされたりして増えていく。音楽に合わせて、パレードしたり、ラクダっぽくなったり、ヘビになったり、人間っぽくなったりする。なんというか、安定のディズニーでは?(ゾウたちの目がしずく型💧っぽくなるところは、怖いといえば怖いかもしれません。ちょっとジャック・オー・ランタンって感じがあります)

 不思議シーンへの入りかたも、現実への戻りかたも、わりと好きです。この場面の曲も、なんだか楽しくて耳に残ります。日本語吹替・日本語字幕で観たので、余裕があれば、英語・日本語字幕でも観てみたいような気がします。

 そういえば、ダンボとティモシーは結果的には酒で酔っ払ってしまいますが、お酒を飲もうと思って飲んだわけではありません。(だから、“未成年の飲酒”とは違うんじゃないかな?)

 久しぶりに母ゾウに会って、甘えて、優しくしてもらって*1、それからまた離れ離れになって、寂しい気持ちでいるダンボが、なぜかしゃっくりが止まらなくなって、それを止めてあげようと、ティモシーが桶に入った水を飲むように勧めます。でも、そのなかにボトル1本分のお酒がまざっているなんて、賢いネズミのティモシーにも予見できることではないです。

 よって、ティモシーの無罪を主張します!*2 (ダンボとティモシーが酒瓶を傾けるシーンでもあれば別ですよ。それは完全にアウトです!でも、そうじゃないんだな!)

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  🍾

   🍾

    🍾

     🍾

 それにしても、わたしはゾウのオバサマ連中がキライです。ダンボは赤ちゃんで、オトナの庇護が必要なのに……まだ言葉もうまく話せないのに、それを良いことに好き勝手に悪口言って、仲間はずれにしたり、イジワルなことして………(本当のゾウさんは、仲間想いで、群れで赤ちゃんを守るはずなのに!)

 プンスカ!

 ダンボは大きな耳という個性で、他のゾウにはできない空を飛ぶことを覚えて人気者になりますが、もし飛べなかったら「ただ耳が大きなゾウ」のままだったのかなって思うと、小さい頃のわたしは悲しい気持ちになったものです。でも、飛べたし!まぁ、いっか!

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

*1:ここで母ジャンボが歌う子守唄も大好き!🐥💓🐘

*2:←今期のドラマに影響されていますね。リーガルエンターテインメント。すっごくおもしろかった。それについては、また今度……っていうか、そもそもティモシーは罪に問われていませんし……🐥💦

映画『ダンスウィズミー』

 こんにちは。お疲れさまです。

 配信サービスでタイトルを見かけて気になっていました。催眠術って。音楽を耳にすると踊らざるをえないって。歌とダンスのミュージカルって。ワクワクします!楽しそうです!

 そのうち観ようと思って、なんとなくそのままにしていましたが、Amazonプライムビデオの配信終了間近な作品リストに載っていたので、今が「そのとき」と思って観ました。(というか、残り◯日って表記が少し分かりにくいです。無料配信は終わってしまうけど、レンタルとしては今後も観ることができるよってことなのでしょうか?)(「◯◯日まで」のほうが分かりやすいような……) わたし、三吉彩花さんの声が大好きなんです*1

作品紹介

『ダンスウィズミー』(DANCE WITH ME)は、2019年8月16日公開の日本映画。

ダンスウィズミー DANCE WITH ME

あらすじ

ミュージカル嫌いの静香だったが、ある催眠術師により音楽がかかると感情を歌とダンスで表現する催眠術をかけられてしまう。そのせいで仕事はできなくなり、思いを寄せる上司とも別れざるを得ない状況に。静香は元に戻るため、逃亡した催眠術師を探しに旅に出る。

キャスト

  • 鈴木静香 演 - 三吉彩花 有名企業で働くOLだが、真面目であり続けようと内心無理をしている。子供のころから不自然に歌い、踊るミュージカルを苦手にしているが、マーチン上田の催眠術で音楽を聴くと歌い踊らずにはいられない体質になってしまう。
  • 斎藤千絵 演 - やしろ優 プロダンサーにあこがれるフリーターで、お金とイケメンに目がない。夢を叶える為、マーチン上田のサクラとして働き、静香とともに消えたマーチンを探す。
  • 山本洋子 演 - chay 北を目指す訳ありのストリートミュージシャン。言葉は新潟ネイティブ。
  • 村上涼介 演 - 三浦貴大 周囲の憧れの対象となっている清廉潔白のエリートサラリーマンだが、笑顔が妙に嘘くさい雰囲気を放つ。
  • 渡辺義雄 演 - ムロツヨシ マーチンの行方を捜す興信所の調査員。
  • マーチン上田 演 - 宝田明 かつて一世を風靡した、逃げ足の速いインチキ催眠術師。

(ウィキペディア「ダンスウィズミー」より抜粋)

感 想 (ネタバレも!)

 話の流れを知ってしまったとしても、たぶん楽しさは損なわれないと思いますが……興味のあるかたは先に本編を是非!

 有料ってところに引っかかるかたは、お試しにコチラ!曲とダンスが、明るくて楽しくて大好きです!(同時に肝が冷えます……)

youtu.be

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  🎵

   💻

    🍴

     💸

      🚘

       🎶

        💰

         ⛪

          🔪

           🚨

            🎵🎵

 準備は、良いですか?(ちなみに上の絵文字もネタバレです✨)

 催眠術にかかったせいとはいえ、自分の制御できないところで、自分がやらかしをしてしまう。そのせいで、借金を抱えたり、支払うために所持品を売り払ったり、散々です。もう「やらかしてしまう」あたりで、うわーってなります。ちょっと待って!一旦、落ち着こう!ね!って気持ち。(一時停止を押しながら) こういうの共感性羞恥って呼ぶんでしたっけ?

 あ!待って!後悔しないで!

 まだ観ていないかたのために、言ってしまいますね!

 ハッピーエンドです!終わり良ければ全て良し!

 ………戻ります。

 有名企業に就職して、周りの同僚との足並みを揃えつつ、仕事を頑張る鈴木静香(三吉彩花)。仕事帰りに偶然にも遊園地の無料チケットを拾い、足を止めてしまったせいで上司から期日の迫った仕事を押しつけられてしまいます。(他の同僚は先に進んでいて、手を振って帰ってしまいます……そんなぁ………) でも、イケメンの村上(三浦貴大)さんにアピールするチャンスです!

 ということで、頑張る静香。そんななか、バツイチ出戻りの姉が同窓会に出席するために上京し、子どもを預けていきます。(だから、仕事があると言っているのに……) 頓着せずに仕事をこなす静香。隣で歌い踊る姪。静かにするよう怒ってしまいます。(だから、仕事してるんだって!) ひとしきり終わって、ふと気づくと姪がいません。邪魔しないように浴槽に三角座りして過ごしていました。(健気!) ちょっと罪悪感が芽生えたのか、気持ちに余裕が出来たのか、せっかくだから姪を誘って、あの拾った無料チケットで遊園地に遊びに行きます。とはいえ、入園こそ無料でも園内のもろもろは別料金。そんななか、催眠の館を見つけます。

 うん。なんか長い。

 静香たちの前に催眠を施してもらっている女性がいましたが、彼女は目の前でタマネギ嫌いを克服してしまいます。そして、姪は「ミュージカルがうまくなりたい!」と。学芸会(なのかな?)で披露するのに、自分だけがヘタだから上達したいと依頼します。でも、結果的に姪は催眠にかかりませんでした。代わりに、隣で見るともなしにマーチン上田を眺めていた静香が催眠にかかってしまいます。

 出社時に、会議でのプレゼン中に、そして上司に食事を奢ってもらっている最中に!(なんということでしょう!)

 もとどおりの生活を取り戻すべく、静香はマーチン上田を探します。興信所も頼りましたが、お金が続かなかったのでマーチン上田にたどり着くことができません。そこで、調査報告の写真にあった手がかりから、マーチンの助手だった千絵(やしろ優)とともに足取りを追いかけていきます。

 うっかりあおり運転をしてしまったり(ダメなやつ!)、車のトラブルが発生したり、ダンスバトルすることになったり、途中で同行者・洋子(chay)が増えたり、トラブルに巻き込まれたり、なんとかフェリーに乗ったり、騙されて一緒に貯めたお金を失ったり、ケンカしたり、いろいろあります。

 でも、なんだかんだで仲直り!良かったね!

 いろんな歌を聴けて、ダンスを観られて、最高です!エンディングもすごく良かった!

youtu.be

 YouTubeで観られるって、ステキです!

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

*1:映画『十二単衣を着た悪魔』の弘徽殿女御が記憶に新しいです!🐥💓

ありがとうの気持ち

 こんにちは。お疲れさまです。

 先日「FODプレミアム×はてなブログ 特別お題キャンペーン」に参加したのですが、なんと!『準グランプリ』をいただきました!わぁい!ありがとうございます!うれしいです!

f:id:mionote:20220923153649j:image
 わぁい!わぁい!

 これもひとえに読んでくださる皆さま*1のおかげです!ありがとうございます!

 ………って、くだんの記事は読んでいただけましたか?

mionote.hatenablog.com

 検索と気力が追いつかず、どの作品がFODで配信されているのか確認することもなく書いてしまって、キャンペーンの意図を読み切れていないと思っていましたが………それはそれで良かったみたい!これからも精進します!(๑•̀ㅂ•́)و✨

 

 さて、昨日は久しぶりにピアノのレッスンでした。

 発表会が終わってから、実は2回目です。このところ仕事と疲労を言い訳に練習できておらず、そんな状況なのに発表会の曲は弾けるという……それだけ練習しましたからね。本番では、飛びましたけど。

 次は「Stella by Starlight」を弾きたくて練習してます。少しずつでも成長していきたいな!(今、気づきましたけど、最初は別の曲を弾こうとしていたような気がしてきました。CDで聴いて、良いなって思った流れなら「Starcrossed Lovers」では……? 星っぽさしか合ってない!記憶力!)

 雨で電車に遅延があったので、名古屋駅で下車。久しぶりに寄り道しました。ほしかったワンピースがあったのですが*2、手持ちの服を確認してからにしようと思って保留。衣替えをしたら、似たようなワンピースがあるかもしれませんし!(好きな型だから、持ってるような気もします……)(記憶力と持ちものの管理がもうダメだ。ミニマリストになろう……🐥💦)

 本屋さんにも寄ってみたけど、参考書は軒並み高いし、前に買った本が積んだままでは? 買っただけで、なんだか勉強した気になっていませんか? まずは、それを片づけましょう。

 でも、せっかく寄り道したのに……と思って、同期のM香ちゃん推奨のシャンプーブラシを買ってみました。評判の良い例のアレです。(なに?) 使ってみて良かったら、レビューしますね。

 

 そんなこんなで、せっかくなので駅前を確認!

 すっかり跡形もないですね。(いや……まだあるのかな?覆いというか、簡易な壁が作られているように見えます。)

 左:2022年9月23日 右:2021年11月

 どこから撮影したのか覚えていなかったので、できるだけ同じような角度になるように移動しました。手前の信号機と街灯を目安にしましたが、大雨のせいか画面が暗くて、街灯もついていて、モニュメントがなくなったのは分かるけど、パッと見 分かりにくい。比較するには同じような条件下のほうが良かったかもしれません……

 どこかで再会できるのかなって検索しましたが、ささしまへの移設計画は白紙になったみたいです。(高さの問題と設置することで周辺の開発に制限がかかってしまうかもしれない懸念)

 なくなったり、消えてしまったり、見慣れたはずの景色が変わってしまうのは少し寂しい気もするけれど、前の職場でO畑部長が「変化することを恐れない」*3って言っていたのを思い出したので、ものごとは変わっていく、移り行くものだから、その変化を楽しむくらいの気持ちでいたいなって思います。

 新しい駅前の景色も、きっと好きになる!

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

*1:あなたです!

*2:「またですか!」って言わないで。好きなの!

*3:「変化を恐れるな」だったかな。検索してみましたが分かりませんでした。社内に向けての発信だったかもしれません……

ドラマ『私立探偵 濱マイク』

 こんにちは。お疲れさまです。

 前から気になっていたような気がします。映画『隠し剣 鬼の爪』が好きなので、主演の永瀬正敏さんが気になって、他の作品も観てみたいなって思ったときに本作のタイトルを知りました。

 なかなか機会がなかったのですが、いつの間にかアマプラに入っていました。(知らなかったです!) 検索したら「2002年7月の放送開始から20周年を迎えた2022月7月にHuluとAmazonプライムビデオでの配信がスタートした」とのこと。 

作品紹介

『私立探偵 濱マイク』(しりつたんてい はまマイク)は、映画監督林海象による、同名の探偵を主人公とするハードボイルド探偵ドラマのシリーズの総称である。主演は永瀬正敏。映画3作が制作され、後にテレビドラマ化された。

タイトルはミッキー・スピレインのハードボイルド探偵小説『マイク・ハマー』シリーズを捩ったもの。

永瀬の代表作としても知られる。

テレビドラマ版

2002年7月1日から9月16日まで、日本テレビ系列で毎週月曜22:00 - 22:54(JST)に全12回が放送された。マイク以外の設定が一新されているが、星野(南原清隆)など映画版のキャラクターが客演することもあった。それぞれのエピソード毎に異なる監督が担当し、映画版の助監督や新鋭の映像作家が多数起用された。脚本家も全話異なっている。

主な出演者(テレビドラマ)

  • 濱マイク永瀬正敏 私立探偵。皮のコートとサングラスが特徴。マニキュア、ラバーソウル、指輪、ピアスと小物にもこだわる。本名での活動といい、通常の探偵ではタブーなことをしている。特徴のひとつ、愛車「メトロポリタン」は借金のカタに取られてしまい、赤い2代目トヨタ・クラウンに変わった。日劇2階の探偵事務所も家賃滞納の為、日劇の屋上(支配人の福寿が立上げようとしていたビアガーデンの跡地)に移された。映画版からは、年を取った分成長した感じである。調査費用は1日12万円から。
  • 濱茜:中島美嘉 映画版にも登場するが、設定は一新されている。マイクの年の離れた妹で予備校生。日劇近辺のアパートに、ほとんど帰ってこない兄と暮らしている。兄からの生活費は当てにならないためアルバイトをして生計を立てている。マイクの友達とも仲がよい。
  • みるく:市川実和子 ゴミ置き場の前に座っていた所をマイクに声を掛けられて以来、探偵事務所に毎日顔を出すようになった。現在は掃除のアルバイトをしている。
  • 丈治:村上淳 マイクの幼馴染。父親が失踪したため実家の「加賀美自動車」を受け継ぐ。腕前はかなりの者である。
  • 忠志:松岡俊介 マイクの行付けである古着屋の雇われ店長
  • 誠:阿部サダヲ マイクの幼馴染でコンビニの店長を務める。だが、ほとんど仕事はしていないようで喫茶マツモトに入り浸る。
  • サヨコ:松田美由紀 溜まり場となっている、喫茶「マツモト」のオーナーでマイクとは幼馴染。いつも胸の開いた服で色気全開。彼女の入れるカフェオレは絶品。
  • 比留間ひる:井川遥 日劇のモギリ嬢。
  • ミント:酒井若菜 黄金町のキャバクラ嬢。ノリコと共にマイク親衛隊の1人で探偵事務所に入り浸る。
  • ノリコ:川村亜紀 ミントと同じく黄金町のキャバクラ嬢でマイク親衛隊。
  • ノブ:中村達也BLANKEY JET CITYマイクの先輩でライブハウスのオーナー。自身はドラマー。
  • 山本:山本政志 野毛に事務所「山本金融」を構える取り立て屋。マイクには多額の貸しがある(第3話では31万、第8話では95万に増えている)。マイク同様、派手な服装で街を徘徊している。
  • YOU(次回予告のみ)声のみの出演。ペネロペ・クルスとして登場するが、ブリトニー・スピアーズの他本人でも演じる。毎回あまり関係ないナレーションとくだらないものをプレゼントした。
  • サキ:小泉今日子 野毛中央通り商店街付近にあるパチンコ屋の景品交換所で働いている女。情報屋で、情報は景品交換時にメモで渡している。裏事情に詳しく、正体は不明だが、かなりの人物らしい。

作品リスト(テレビドラマ)

1話 31→1の寓話

2話 歌姫

3話 どこまでも遠くへ

4話 サクラサク

5話 花

6話 名前のない森

7話 私生活

8話 時よとまれ、君は美しい

9話 ミスター・ニッポン〜21世紀の男

10話 1分間700円

11話 女と男、男と女

12話 ビターズエンド

(ウィキペディア「私立探偵 濱マイク」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 リアルタイムで観ていたらどうだったかは分かりませんが、みるく(市川実和子)が好きです。カワイイ。それから、サヨコ(松田美由紀)さんも大好き。豊満で、セクシーで、ヘルシー。良き。

 時代を感じるけど、古くはないです。(なんとなくイメージとしての90年代感があります。世紀末感というか……) 今観ても、格好良くて、おもしろい。当時の制作スタッフが、自分たちのこだわりと美意識と格好良さを詰め込んだのかなって。本気だからこそ、時代を超えても伝わるものがあるのかなって思いました。

 シリーズものだけれど、全話を通した謎だとか、伏線だとかは張られていなくて、すべて1話完結です。だから、(たぶん)どこから観ても大丈夫。1話から順番に観るのが、見落としがなくて良いかもしれません。20年前だからか、ベテランの俳優さんが多くて(現在ベテランでも20年前は違いますね)、ドラマや映画の主演で見かけるひとがゲストで何人も出ていたり……新鮮です………

 とりあえず完走したいと思って、話数を消化することを優先に、夜勤明けでぽやっとしているときに観たりもしているので細かい部分に自信がありません。全体の感想が「なんとなく」になってしまっているかも。でも、せっかくAmazonプライムビデオで配信されているので、気になったら何度でも観ればいいかなって思っています。

 興味のあるかたは、是非!(とりあえず、1話のリンクを張っておきますね!🐥💓)

 なにが好きって、濱マイク(永瀬正敏)のキャラクターです。オシャレ好きで、自分なりのこだわりがあって、仲間思いで、妹を大事にしていて、街のヤツラの力になりたいってことで探偵稼業をやっている。妹に対してだけでなく、女性全般にめっぽう弱い。女や子ども、自分よりも弱いと思っているやつには手をあげない……(ような気がしたけど、どうだったかな?)

 それから、みるく(市川実和子)が好きです。カワイイ。

 そして、比留間ひる(井川遥)も好き。メガネをかけて地味にしていて、愛想もないけれど、実はカワイイという設定。最初から最後まで、ドレスアップする機会もなく、ずっと制服姿ってところが逆にキャラクターを引き立てている気がしました。

 サヨコさんのことは冒頭に言ったし、あとはノブ(中村達也BLANKEY JET CITY))さん!顔が良い。HiGH&LOWの家村龍美役が印象深いですけど、今作ではヤクザ屋さんじゃなくて、普通にマイクの友だちでライブハウスのオーナー。

 YOUさんは次回予告で声のみの出演ですが、すぐに分かります。声が独特。そして、予告の内容が斬新。次回の話に関係ない話題で終始していて、プレゼント企画をアナウンスしています。海水で溶けるロープ(使用済みって、それは溶けているのでは?)とか使い終わった花火とか、1・2話が収録されたビデオとか。

 

 ひととおり完走して、簡単なあらすじから筋を思い出せるけれど、ひとつだけ内容がほとんど入ってない(妹が友だちに平手打ちしたことしか思い出せない)話があったので、2回目を観ました。たぶん聞き逃したセリフとかがあって、ピンとこなかったのかな。今度は、すごく分かりやすかったです。わりと好きかも。

 ということで、12話全部について何かしら書こうと思うと大変なので、1〜3話の簡単な感想と好きな話について書きます。

1話 31→1の寓話

 分かるような、分からないような。2000年問題っていうのがあって、コンピューターが困ったことになると言われていた1999年。とある銀行の窓際社員3人が、その対策チームに任命されます。何が起こるのか、誰も、何も分かっていないのに。任命された彼らも何をすべきかよく分からないのに……恐ろしいことです。マイクが探偵の仕事中に見つけてしまったミイラから話が展開していって、いろいろあって、そして失踪していた彼は家族のもとに戻ってきます。良かったですね。

 なんとなく『赤毛連盟』っぽいかなって思いました。

2話 歌姫

 歌姫が良かったです。歌に感情をのせるため、本物を感じるために殺人を犯したとされている彼女。UAさん、カッコイイ!

 マイクが事務所兼住居としている日劇で上映中の映画が『コーヒー&シガレット』ちょっと前に観ました!ささいなことだけど、作品の解像度が少し上がったみたいで、うれしかったです。

 知らないことばかりだけど、知っていると楽しいことってたくさんあります。だから、名作と呼ばれる作品は観ておいたほうが良いのかなって思いました。

 たしかサヨコさんが言っていたセリフ「いい曲は簡単に時代を越えるのよ」素敵です!

3話 どこまでも遠くへ

 最初は、ちょっとよく分からなかった作品。見どころは、いろいろあります。謎解きがあって、カーチェイスがあって、ピンチがあって、なぜか助かって、ラブがある……?

 空っぽの箱とメッセージ。「1」「11+5」「13+♥」

 あっさりと暗号を解いているマイク。探偵の面目躍如ですね!

 わたしって、なんだろう。自分の中身って、なに。

 マイク「自分自身で探し出すしかない」

 なんか良いですね。最後が“endless” なるほど?

9話 ミスター・ニッポン〜21世紀の男

 これ好き!大好き!

 カオル役の派谷恵美さんがカワイイです。女子高生。大好きだった教師を探してほしいとマイクに依頼します。

 どこが良いって「体育の授業で突き飛ばされてケガした」ってところから、年齢を確認して、カオルが未成年だと分かると絶対に手を出さないところ。マイクは、大人として正しい。そういうの大事です。カオルが好きな先生(勝村政信)も良いキャラクターです。ドM。メガネ。メガネが白くて、奥の目も閉じているので(あるいは閉じているのと変わらないくらい細い)、表情が分かりません。回想の怪しい検査をされている場面では、メガネが分かりやすくグルグルになっています。ツボ。「絶望とは愚か者の結論です」最近、どこかで聞きましたよ!*1

 殺し屋さんたちの銃撃戦がカッコイイです。パー子。大好き。

 マイクのダチが、ひとりで思い悩んで、たまたま出会った殺し屋・ローズバッドから拳銃をもらい「街中のやつらを撃ち殺してやったわ」などとうそぶいていて、どうやら最後の1発だけ残っているらしい。マイク「ごめんな」

 相手の胸に拳銃をつきつけながらも、結局は引き金を引くことはなく……「なんだ?それ?」マイクの胸にはぴょん吉の笑顔*2 お互いにひとしきり笑い合って、仲直りできたみたいで良かったです。あとは、謎の組織に対立するシンジケート、女王様が女王様だったり……興味のあるかたは是非!

 

 8話は、これまた銃撃戦があって、マイクの敗北かと思いきや実は負けてはいない。でも、それは視聴者にしか分からないのです。インターネット内で人気のある新興宗教、その教祖、そして教祖の姉。あと味は悪くないけど、切ない感じです。マイクは、自分がそうと気づかないうちに好きになられている。

 10話は、浅野忠信さんが殺し屋です。悲しい過去があって、自分が生きていてもいいのか不安で、それゆえに殺し屋稼業に手を染めている。ロシアンルーレット。「神様に赦されたから、今日も生きている」と信じようとしている。牧師様か神父様かは忘れてしまいましたが(あるいは民生委員?)、柄本明さんが「神様に赦されたからじゃない。キミが生きたいと思ったから、生きているんだ!」って感じのことを投げかけます。最期は……*3

 11話 あ!そろそろお気づきになられたかもしれませんが、わたしは8話以降の話が全部好きです。もちろん、1・2・4〜7話がキライってわけではないのです。失踪人を探したり、素行調査だったり、誘拐事件に潜入調査など、探偵らしい探偵をしているのはそちらかもしれません。でも、やっぱり銃撃戦は華があります。(もちろん映画やドラマ、フィクションの話ですが……)

 何故か襲撃される探偵事務所。あわや大ピンチというところで、マイクの古いダチ・カラス(田口トモロヲ)が助けに来てくれます。襲撃者を皆殺しかと思いきや寝ているだけっていう。(……麻酔銃?!) カラスがカッコイイです。

 12話 これも大好きです。観て!

 タイトルを耳にしたことがあるので*4、もしかしたら今作に影響を受けたひとがたくさんいるのかもしれません。話に出てきたか、テレビかなにかで話しているのを聞いたか、本や雑誌・漫画で言及されていたのか………検索しても、映画配給会社しか出てこないのですが。

 昔のダチ。どこか不安定で、何をやらかすか分からないところがある。信じているけど、信じきれない部分がある。なにせ危ういやつなので。弾の入っていない拳銃。切ないです。でも、すごく良い終わりかただなって思いました。

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

*1:ドラマ『2020年 五月の恋』でモトオ(大泉洋)が言ってました。パタリロに出てくるセリフって。でも、あらためて検索したらイギリスの政治家:ベンジャミン・ディズレーリが出てきました。どっちにしても知らなかった!🐥💦

*2:なんだかんだあって着替えた、カオルからプレゼントされたTシャツ

*3:それは神様というより確率の問題では?「生きていきたいのなら、そんなことはやめなさい」と言いたいです。なんとなく、やればやるほど死ぬ確率は上がりそうな気がしますけど……6連発の回転式拳銃なら常に1/6らしいです。まったく分からない!(数字に弱い)

*4:目にしたことがあるのかもしれません。ドラマシリーズを見ていないのに、これだけは知っている気がしました。

映画『サヨナラまでの30分』

 こんにちは。お疲れさまです。

 少し前に映画『君は月夜に光り輝く』を観て、北村匠海さんの声が良いな、好きだなって思いました。(そういえば、あいみょんさんが作詞作曲の「猫」を歌っていたのって、DISH//北村匠海さんだったような………)(すでに大好きでした……🐥💓)

 わたしの記憶力が残念なのか、役に染まっていて本人感が出ないのか、いろんな作品で見かけているはずなのに、あまりつながっていません。(録画して永久保存と決めているドラマ『名探偵ステイホームズ』のホームズ役、ドラマ『ミステリと言う勿れ』の辻浩増……気づいてなかったです!ビックリ!)(俳優で歌手でモデルって、多才なんですね……) 

作品紹介

『サヨナラまでの30分』(サヨナラまでのさんじゅっぷん)は、2020年に公開の日本映画。監督は萩原健太郎、主演は新田真剣佑北村匠海

サヨナラまでの30分 Our 30-Minute Sessions

  • 監督     萩原健太郎
  • 脚本     大島里美
  • 製作     井手陽子(企画・プロデュース)
  • 音楽     Rayons
  • 配給     アスミック・エース
  • 公開     2020年1月24日
  • 上映時間   114分

キャスト

  • 宮田アキ 演 - 新田真剣佑 1年前に亡くなったバンドミュージシャン。自身が遺したカセットテープを再生することで、30分間だけ颯太の身体を借りる事が出来る。
  • 窪田颯太 演 - 北村匠海 就職活動中だが、苦戦気味の大学生。元々人付き合いが苦手で、あまり他人と関わりたくないと思っている。しかし、ある出来事がきっかけで運命が大きく変わることになる。
  • 村瀬カナ 演 - 久保田紗友 生前のアキの恋人でバンドメンバー。
  • 山科健太 演 - 葉山奨之 アキが所属していたバンドのメンバーでギター担当。バンド内のムードメーカー的存在。アキとは幼馴染。
  • 重田幸輝 演 - 上杉柊平 アキが所属していたバンドのメンバーでドラム担当。
  • 森涼介 演 - 清原翔 アキが所属していたバンドのメンバーでベース担当。
  • 村瀬しのぶ 演 - 牧瀬里穂 カナの母。
  • 窪田修一 演 - 筒井道隆 颯太の父。

(ウィキペディア「サヨナラまでの30分」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 良かったです!みんな観て!(手抜きではないですよ?)

   🎹

    📻

     🎸

 他人と関わるのが苦手で、なかなか就職活動がうまくいかない窪田颯太(北村匠海)。たまたま拾ったポータブルカセットプレーヤーを再生すると、自分の身体が乗っ取られて、パソコンやモノに触れることのできない魂だけの状態になってしまいます。

 そして、そのあいだ颯太くんの体にいるのは1年前に亡くなったはずの宮田アキ。「入れ替わってる!?」案件なのですが、なにせ颯太くんの理解が早くて、順応性も高いので、サクサク話は進んで、ストレスなく観ることができます。そこは、就活でアピールできる部分なんじゃないかな?(なんで、ぼっちアピールばかりするのかな。いや、モノは言いようなんだけど……)

 

 アキ(新田真剣佑)くんが、コミュニケーションスキルの高い、人たらしモンスターなので、これまた話が早いです。周りのひとには颯太くんの姿にしか見えていないのに、バンドを再結成するために積極的に行動します。「オレだよ!アキだよ!アキ!」って言っても、信じてもらえるはずもなく……でも、相手のこころを開くために、バンドメンバーのバイト先に顔を出したり、ステージをブッキングしたり、飛び込みで歌ったり………

 「俺にこじあけられない扉はない」

 すごい自信ですけど、30分でもとに戻ってしまうから、颯太くんは30分で大人しくなってしまう情緒不安定なキャラクターになってしまうじゃないですか。でも、アキのおかげで颯太くん自身もバンドメンバーと関わるようになって、少しずつ変わっていきます。ひとりで音楽をやるのも楽しいけど、みんなとやるともっと楽しい!最高だって!

 

 カセットテープって、なんか良いなって思いました。

 上書きすると前のデータは消えてしまうように見えるけど、本当は層になっていて、見えなくなるけど、そこにあるって。

 アキのことも、幽霊というよりは、テープに残った記憶みたいなものだと思えば、颯太くんと入れ替わることができなくなっても、きっとそこにいる………

 

 ワンマンで自分勝手なところのあったアキも、颯太に出会って変わったように見えます。ずっと、自分はアキだって。30分だけ入れ替わっているんだって、仲間に信じてもらいたがっていたのに、最終的に選んだ告白は別のもので……きっと、アキにとっては颯太くんも仲間のひとりになったんじゃないかな。

 

 颯太くんも好きですけど、表情がくるくる変わってオレ様なアキくんも好きです。

 

 練習やライブやフェスでの演奏シーンが多くて、音楽が良くて、すごく楽しい。話が、深刻で暗くなりすぎないところも良いです。死んでるはずのアキが明るすぎるっていう、キャラクター造形のおかげかもしれません。(悩みすぎて悲壮感ただようキャラクターだと、また別の話になってしまう……)

 興味があれば、是非!

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

 

季節の楽しみ!

 こんにちは。お疲れさまです。

 少し前に、母たちが帰ってきました。台風が近づいているとのことで、今回は祖母も一緒です。狭い我が家では、もともと客室などというものはなく、ベッドがあって、足元が悪くないという理由で、わたしの部屋を明け渡しています。(わたしの部屋はなくなりました……🙀💨)

 

 叔母は、一体なにをしているのでしょう? って書き始めたら、思いのほか長くなったので片づけておきますね。グチです。こころが疲れているかたは、回避してください。コチラ→*1

 

 閑話休題 そんなこんなで、今回のおみやげは「栗」と「イチジク」です。わぁい!わぁい!

 イチジク(無花果)は、母がジャムにしました。わたしは、生ぬるいのは食べたいって思えなくて、食べませんでした。でも、父と母はそのまま生で食べて、おいしかったって。それなら、きっとジャムもおいしいですね!楽しみです!

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 イチジクの加工品といえば、わたしがOLだった頃、名古屋PARCOジェラート屋さんがあって*2、職場の先輩・K子さんのお気に入りがイチジクのジェラートでした。「見かけたら是非!」とオススメされたのですが、出会えたのか、出会えなかったのか……ちょっと記憶が遠いです。1回くらいは遭遇できたかな。たぶん、持ち帰りもしたと思います。たぶん。おいしかったような気がします。

 イチジクジャムの感想は、また今度!

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 それから、栗は祖母と母とわたしとで、ひたすら皮むきをしました。半分は十六穀米に加えて栗ごはんにして、半分は渋皮煮に……。何度も茹でこぼしたり、渋皮の外側をキレイにこそげたり、筋をとったり、意外と手間がかかりました。そのぶん、おいしくできた気がします。

 祖母が、パクパク食べてくれてうれしい。

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 今年は、母が祖母宅から果物を持ってきてジャムを作ることが多かったです。それだけ、豊作だったんですね。

 これまでの「季節の楽しみ!」はコチラ↓↓↓↓↓

mionote.hatenablog.com

mionote.hatenablog.com

 (次は、どんなジャムを作ろうかな?)

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

*1:祖母の面倒をみるという理由で退職したはずなのに、ウチの母から生活費を引っ張っておいて、ほとんど面倒をみる気がない。というより、本当に「見てる」「眺めている」だけ。少し声をかけて、やらなかったり、断られたりしたら、そのまま。なにそれ?

 結局、祖母を言い訳に使っただけですよね。仕事したくない。でも、介護もしたくなくなった。なんとなく見ていると分かります。他人の評価がないと動けないタイプ。動かないタイプ。「すごいね」「よくやってるね」の称賛がほしいタイプ。彼女の機嫌は分かりやすいです。手にとるように分かる。

 褒められたいなら、褒めてもらえるくらいのことはやろう?

 祖母は、ひとりでは暮らせないけれど、手がかからない認知症です。用意してあげれば自分で食事ができるし、トイレも行けるし、趣味の針仕事(今は刺し子)をすることもできます。徘徊しないし、食べもの以外のものを口にすることもありません。処方してもらっている薬が合っているみたいで、誰かに覗かれているという被害妄想や物盗られ妄想なんかは、だいぶ落ち着きました。

 だから、介護っていうほどの介護は必要ないです。周辺症状がひどかったときならまだしも、今は違います。正直、なにが大変なのかが分からない。叔母の話しぶりだと、まったく指示がはいらない感じで、どれだけ認知症が進んだのか、あるいは性格が偏屈になってしまったのかと思いきや、普通に話せば分かってもらえます。言葉の選びかた次第では?(ヘタクソなのかな?)

 たしかに、祖母は唐辛子とピーマンと胡椒が食べられないので(辛いものが苦手。カレーも好きじゃない)、好き嫌いがあるといえば、あります。でも、カレーが無理ならシチューで良いし、自分ひとりがカレーを食べたいならレトルトで良いじゃない?(途中まで同じ鍋で作って、半分にして、別々のルーを入れても作れますよね?) 食事の仕度も片づけも、掃除や洗濯も、ひとりで暮らしているのと、やることは変わらないでしょう?ひとりぶん増えるのは、そこまで負担なの?自分の実母と暮らすのは、そんなに大変?そんなにイヤ?

 「それなら、いいよ。」「もう、いいよ。」って言いたくなります。言わないけど。(わたしひとりでは、どうにもならないです……)

*2:検索しました。そう!ラケーリ!赤城乳業傘下らしいのですが、名古屋PARCO店は既に閉店しています(6年前)。今は、どうなっているのか……よく分かりません。

映画『真夜中の弥次さん喜多さん』

 こんにちは。お疲れさまです。

 夜勤明けに軽く観られるものが良いなって思って、なんとなく配信終了間近の作品リストを眺めてみたら、最初に出てきたのがコチラでした。

 タイトルは聞いたことがあります!すごくおもしろいって?!脚本が宮藤官九郎さんなので、間違いなさそうですね。わぁい!

作品紹介

真夜中の弥次さん喜多さん』(まよなかのやじさんきたさん)は、しりあがり寿による日本の漫画、および同作品を原作とした小説、映画、舞台。十返舎一九の『東海道中膝栗毛』より題材を得て、リアルと幻覚が入り混じった独特の世界を描いた作品で、続編に『弥次喜多 in DEEP』があり、第5回手塚治虫文化賞・マンガ優秀賞を受賞している。

映画は2005年に公開。脚本も手がけている俳優の宮藤官九郎初映画監督作品で、歌・ダンス・お色気・何でもありのシュールな時代劇コメディー。

映画

  • 監督     宮藤官九郎
  • 脚本     宮藤官九郎
  • 公開     2005年4月2日
  • 上映時間   124分
  • 製作国    日本

あらすじ

ワイルドで男らしい弥次郎兵衛(弥次さん)と美貌の役者・喜多八(喜多さん)は、ディープに愛し合う恋人同士。しかし弥次さんには妻(お初)がおり、一方の喜多さんは重度のヤク中で、“リヤル”を実感することが出来ずにいた。ある時ふとした弾みでお初を死なせた弥次さんは、喜多さんを伴って薄っぺらな江戸の町を飛び出し、参拝すれば全ての困難が昇華するお伊勢様を目指して“てめぇ探しの旅”に出発する。

しかし、行く手には笑いをとらないと通れない関所、おはようからおやすみまで全ての言動を歌い踊ることで表現しなければならない町、アーサー王のとろろ汁屋など奇天烈な関門が待ち受けていた。そして、ついに名峰富士の絶景が拝める吉原にて、最大の試練が降りかかる。

キャスト

スタッフ

(ウィキペディア真夜中の弥次さん喜多さん」より抜粋)

感 想 (ネタバレって、なにがネタバレ?)

 とりあえず、しばらく観ないと分からない展開はウィキペディアを読みにくい色にしてみました。

 今から、17年前の作品なんですね。

 20年前に放送されていたドラマを並行して進めているのですが、なんというか時代感にクラクラします。これが21世紀の作品ってことに。雰囲気としては、80・90年代の空気感かなって思いました。(イメージの問題です。時代に幅が出ている時点で、今ひとつ分かってない感ありますけど。バブル以降で、2000年は越えていない感じ。それでいくなら、2作品とも越えているんですよね………)(検索したら、原作は1994〜2002年にかけて連載されていたみたいなので、まったく的はずれな感覚でもないのかも……?!)

 

 『弥次喜多 in DEEP』を試し読みできたので、部分的に読んでみました。そして、もしかしたら違和感のあった部分は、すべて原作通りだったりするのかもしれない……と思えてきました。たとえば、今はLGBTQという言葉が一般的になっているので、なかなか当事者であっても「ホモ」とは言わないですよね。たぶん「ゲイ」って言う。それに、異性と結婚しているなら「バイセクシュアル」なのでは?(←このあたり、よく分かっていないので検索しながら書いてます)

 だから、フィクションだったら「何をやってもいい」というわけではないけれど、原作通りなら仕方ないかなって感じです。おもしろさに疑問があっても、映画内でウケているなら、そういうものかなって。(そっか、そういう世界線なのね。)

 とりあえず、なんでもアリです。体温が40度くらいあるときに見る不思議な夢って感じがしました。夢よりは、まだ筋が通っていて、起承転結があるけれど………

 

 白黒の時代劇から始まって、現代を交えながらも江戸時代という設定で押し通してしまいます。強気。そして、力業。

 キャストが豪華です。ウィキペディアをそのまま引用してしまうくらいには、いろんな作品で見かけるひとばかり。名前から、姿を思い浮かべることのできるひとばかりです。(なんだか『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』っぽさもあるかなって思いました。キャストさんは、3人くらいしか被っていませんが……)(それに、こちらのほうが公開年が先です……)

 

 「べらんめえ」「てやんでえ」って言い合う場面があって、なんで少ない言葉で通じるんだろうって。検索しました。

 べらんめえ

  1. [感]《「べらぼうめ」の音変化》江戸っ子が相手をののしっていう語。「―、くやしかったらやってみろ」
  2. [名]江戸っ子。「あの男も―に似て居ますね」〈漱石坊っちゃん〉 

 てやんでえ:[感]《「何を言ってやがるんだ」の意》江戸っ子が、相手の言葉を否定するときにいう語。てやんでい。「―、べらぼうめ」デジタル大辞泉(小学館)より]

 なんだかんだで、会話になってるんですね……

 

 最初の白黒映画な場面と弥次さん喜多さんが伊勢へ向かって爆走する場面が好きです。弥次さんとお初のやりとりも。

 弥次さんの夢のなかで、川を戸板が流れていって、それがクルリとひっくり返ると喜多さんが横たわっていて、そして戸板が流れてきて、白い装束を着たのと黒い装束を着たのとが、どんどんどんどん流れてきて、組み合わせによって消えていく……(?)

 ……………パズルゲーム?

 ふたりの着物に描かれている模様が、斬新すぎます。(「おいら」「おめえ」ってコレも原作通りでしょうか?)

 

 それにしても、弥次(長瀬智也)さんがカッコイイです。薬物依存ではないという点で、わりと真っ当な普通人。喜多(中村七之助)さんとは深く愛し合っている仲で、薬物依存の喜多さんを更生させようとしています。喜多さんは、薬物依存。時代劇にあって、金髪。そして、物憂げ。

 お伊勢参りのポストカードを見て、そこへ行けば何もかも解決すると伊勢へ向かうことにした弥次さんと喜多さん。バイクで爆走します。でも、あと少しで伊勢に到着というところで取り締まりにあい、時代にそぐわないということで江戸からやり直しになります。徒歩で戻るよう指導されたのに、電車で東京に向かう弥次喜多。なんでもアリですね。(「東海道中膝栗毛」なんだから、道中を飛ばしてしまったら話にならない……?)

 

 茶屋の娘(おゆき)に心を奪われる喜多さん。でも、おゆきが惹かれたのは弥次さんで……ショーで一緒に歌います。

 その後、弥次さんと喜多さんに諍いがあります。痴話喧嘩の果てに、お互いの手に噛みついて、どういうわけか腕と腕がくっついてしまった。そのあと、伝説の聖剣・エクスカリバーを抜いた喜多さんがつながってしまったお互いの腕を断ち切って、なおかつ弥次さんを殺してしまいます。でも、それは喜多さんにとっての事実で、本当はそれより前に、禁断症状が出た喜多さんをとめようとして、弥次さんは殺されていました。

 「完」

 

 ここで終わるんだ……と思いきや、弥次さんは三途の川あたりで現世へ戻ろうとして、喜多さんは弥次さんを取り戻したくて、自分の思い込みを強化しようとします。弥次さんが生きていることを信じる!信じれば、そこにいる!

 あの世あたりにいる魂が荒川良々さんです。誰も彼もが荒川良々。女も男も荒川良々。たまに召されていきます(たぶん)。 三途の川の源流で泣いていたのは、これまた荒川良々の姿をしたお初(弥次さんの妻)。そして、喜多さんの目の前にいた弥次さん(USO)とお初(死霊?*1 )とのやりとりで「あのとき」なにが起こったのか明らかになります。ほぼ事故では?自害では?そもそも、弥次さんが、妻の他に好きなひとができて、夜中に帰ってこないという不貞を働いたのが原因では?(この際、相手が女か男かは関係ないと思います。) でも、弥次さんの言葉を聞いて、お初は赦します。喜多さんに殺された弥次さんも、殺した相手を恨んではいない。もっと、ふたりで旅を続けたかったという気持ちはあるけれど……

 そして、三途の川・源流のお初(荒川良々の姿)は弥次さん(本物)を通して、「あの世」から「この世」へかえしてあげます。

 喜多さんのもとに戻ってきた弥次さん。

 そして、ふたりの旅は続きます………

 

 小ネタが盛りだくさんで、ひとつずつ拾えたら、もっと楽しめたのかなって思いました。分からなくてもおもしろいっていうのはあって、知らないから楽しめないというものでもないですが……手からとろろを出すアーサー王*2とか。存在自体が、よく分からない。しかも、アルバイトなの……かな………?!

 ピンクのゾウとか。(まゆげがクサイらしい) 検索したら、「「ピンクの象が見える」(英語: "Seeing pink elephants")は、アルコール飲料による酩酊や麻薬などによって起きる幻覚症状の婉曲表現である。本来は英語における表現であり、記録に残された最初の使用例はジャック・ロンドンの自伝的作品『ジョン・バーリーコーン』(1913年)中の記述である。(ウィキペディア「ピンクの象が見える」より抜粋)」喜多さんは薬物で、弥次さんは幻覚キノコで、ふたりとも見えるはずのないものが見えていたってことでしょうか?(はて?)

 

 興味のあるかたは是非!

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

*1:赤い着物で、エクスカリバーを手にした夜叉のような女

*2:衛生的な観点で、絶対に食べたくない。手からとか無理。